ボクの通っていた釣り場の夜通し釣行は、今月限りで終了する。
最後はみんなで楽しもうと事前に仲間内で休みを合わせて、最後の夜通し釣行の計画を立てていた。
そんなボクらの気持ちとは関係なく、釣行直前に台風15号が発生して釣行は絶望的となり、半ば諦めていた。
ところが…
前日になって天候の回復が早まり、なんとかなりそうだ。
ホッと胸を撫で下ろすと同時に、気持ちが高ぶってなかなか寝付けなかった。
遠足前の小学生かよ。
釣り場に集まったメンバーは
Tさん、ゆりおさん、Hさん、Mくん、ボクの5名。
前回みたいな渋い状況は勘弁して欲しい…
海の色は少し濁ってる?くらい。
ボクの天敵、東風が強めに吹いている。
夜中に風は弱まる予報だけど、いい意味でも悪い意味でも裏切られてばっかりなので、基本的には予報はあてにならない。
まずは釣り場に立てたことと、5人が集まれた事に乾杯して談笑時間を楽しむ。
ついついお酒を飲みすぎてしまい、気付いたら寝てました…日の当たる場所で。
また鼻の皮が剥ける…
その間、タコハンターたちは何杯かタコを狩ってきて、Mくんはアオリイカをゲットしたようだ。
さてと、ボクもそろそろ始めるとするか。
ボクの中でのお決まり、カサゴへのご挨拶。
まだまだ東風が強いので、追い風になるポイントでX5915に1.5gで探る。
今日はサイズがちっちゃい。
もうここで会うことはできないけれど、早く大きくなれよ。
早いアクションに反応してくるのはコイツ。
前回よりは大きくなったからフッキングしやすくなった。
陽が落ちる前にはみんながメインポイントでキャストを始めていた。
もうアジも回ってきているみたいだ。
ボクもそそくさとメインポイントに移動する。
たぶん…ボクだけアジが釣れてない。
風は左から右。
潮は右から左。
あれー?反応ない。
この感覚、内心焦るんだよな…笑
唐揚げ用にキープ。
しかし完全に出遅れたな…
東風は弱まる事なく吹き続ける。
メインポイントではアタリも無くなり、周囲は釣れないムードに変わっていった。
困った時は…
前回恩恵を受けたチートアイテムを使用して。
今日で最後だから、食材確保するまでは四の五の言ってられん。
足場の低い風裏ポイントで、1gをセットしたコイツで攻める。
潮の流れはそこまで強くないので、まずはボトムベッタリの40カウント。
少しリフトさせた後のフォールで「コッ」
なんだかんだで釣れると楽しいんだよ。
ここからはしばらく1投1匹のラッシュに入る。
明らかにフォールスピードが遅い方が反応が良い。
17deepを搭載したこのロッドは、ティップが細くてよく曲がるので、バイト反響の伝わり方は大きな「コンッ」とか「カンッ」ではなく、「チッ」」とか「クンッ」と言った類の反響になる。
また、チタンティップ特有のアワセた後の
「あれっ?乗ってる?」
って感覚がより強くなる。
アジング初心者やはじめてチタンティップを使う人がこの17deepを使っても、たぶんチタンティップの良さや面白さは感じてもらえないだろう。
あと、硬い反響が大好きな所謂「感度厨」からも酷評されそう笑
ただ、ある程度チタンティップを使いこなしてきたアングラーが、10m前後の水深で1g以下のリグを使ってスローに攻める場合に於いては、ニヤニヤが止まらなくなるだろう。
「アジからのバイトが判ればどんな反響でも良い。バイトを得るまでの過程を楽しむのが至高」
こんなアングラーにおすすめのチタンティップが17deepである。
贅沢にも、少し釣り飽きた。
決して趣のあるアジングではなかったし。
メインポイントの様子を見に行くと、風が止んでる!?
試しにキャストして探ってみる。
レンジが若干上がってる感じがしたので、25カウントから少しずつ下げながら探ってると、「クンッ」
あー…気持ちよくて最高。
やっぱこのメインポイントでのスローなアジングが楽しすぎる。
たまにマメも混じる。
今回は、釣ったアジを全部持って帰ってやるつもりだったけど、さすがに氷が入った12リットルクーラーじゃすぐにいっぱいになっちまう。
ここからはリリース。
みんなにメインポイントで釣れる事を伝えるとすぐに全員集合。
各々が脳汁を垂れ流しながら無風でのスローアジングを楽しむ。
レンジさえ外さなければ連チャン。
最終的には0.9gにアジミートのセットで、スローなフォールがハマった。
この感じで行くと、朝マズメにはアジが釣れなくなるだろう。
最後はアジを掛けて気持ちよく終わりたいので、5時前にラスト1投。
腕を30cmほど上げてリフトさせたあとの、ラインテンションが抜けた瞬間に「コッ」
あー気持ちいい…最高。
コイツがここで釣った最後のアジ。
コイツだけはギュウギュウのクーラーボックスに詰めてでも持って帰る事にしよう。
ボクはこのポイントでスローなアジングの魅力に取り憑かれ、スローなアジングを楽しむためにロッドビルドを続けてきた。
最後の最後に、このポイントでのアジングを最高に楽しむためのロッドが作れた事、そのロッドが最高に楽しめるコンディションに恵まれた事、このポイントが大好きな人たちと最高の時間を過ごすことができた事に感謝します。
アジングの神様ありがとう。
このポイントを最高に楽しめるロッドは、このロッドを作るきっかけをくれた海猿さんに託します。
NT-Bシステム搭載のリールシートは、ガイドセッティングの幅を広げる可能性を大いに秘めてますね。
突き詰めていきましょう。
このポイントでアジングができなくなる事で、ボクのロッドビルドのモチベーションが上がらなくなるかもしれないけど、それはそれで仕方ない。
その時の自分の気分に任せます。
楽しめないと良いモノは作れないからね。
この数年間、最高の時間を過ごせる場所でした。本当にありがとうございました。
みなさまも、素敵なアジングLifeを!
最後はみんなで楽しもうと事前に仲間内で休みを合わせて、最後の夜通し釣行の計画を立てていた。
そんなボクらの気持ちとは関係なく、釣行直前に台風15号が発生して釣行は絶望的となり、半ば諦めていた。
ところが…
前日になって天候の回復が早まり、なんとかなりそうだ。
ホッと胸を撫で下ろすと同時に、気持ちが高ぶってなかなか寝付けなかった。
遠足前の小学生かよ。
釣り場に集まったメンバーは
Tさん、ゆりおさん、Hさん、Mくん、ボクの5名。
前回みたいな渋い状況は勘弁して欲しい…
東風強め。予報では夜に弱くなる
海の色は少し濁ってる?くらい。ボクの天敵、東風が強めに吹いている。
夜中に風は弱まる予報だけど、いい意味でも悪い意味でも裏切られてばっかりなので、基本的には予報はあてにならない。
まずは釣り場に立てたことと、5人が集まれた事に乾杯して談笑時間を楽しむ。
ついついお酒を飲みすぎてしまい、気付いたら寝てました…日の当たる場所で。
また鼻の皮が剥ける…
その間、タコハンターたちは何杯かタコを狩ってきて、Mくんはアオリイカをゲットしたようだ。
さてと、ボクもそろそろ始めるとするか。
夕まずめ、出遅れる。
ボクの中でのお決まり、カサゴへのご挨拶。まだまだ東風が強いので、追い風になるポイントでX5915に1.5gで探る。
今日はサイズがちっちゃい。
もうここで会うことはできないけれど、早く大きくなれよ。
早いアクションに反応してくるのはコイツ。
前回よりは大きくなったからフッキングしやすくなった。
陽が落ちる前にはみんながメインポイントでキャストを始めていた。
もうアジも回ってきているみたいだ。
ボクもそそくさとメインポイントに移動する。
たぶん…ボクだけアジが釣れてない。
風は左から右。
潮は右から左。
あれー?反応ない。
この感覚、内心焦るんだよな…笑
唐揚げ用にキープ。
しかし完全に出遅れたな…
強まる風と、チートアイテムと17deep
東風は弱まる事なく吹き続ける。メインポイントではアタリも無くなり、周囲は釣れないムードに変わっていった。
困った時は…
前回恩恵を受けたチートアイテムを使用して。
今日で最後だから、食材確保するまでは四の五の言ってられん。
足場の低い風裏ポイントで、1gをセットしたコイツで攻める。
潮の流れはそこまで強くないので、まずはボトムベッタリの40カウント。
少しリフトさせた後のフォールで「コッ」
なんだかんだで釣れると楽しいんだよ。
ここからはしばらく1投1匹のラッシュに入る。
明らかにフォールスピードが遅い方が反応が良い。
17deepを搭載したこのロッドは、ティップが細くてよく曲がるので、バイト反響の伝わり方は大きな「コンッ」とか「カンッ」ではなく、「チッ」」とか「クンッ」と言った類の反響になる。
また、チタンティップ特有のアワセた後の
「あれっ?乗ってる?」
って感覚がより強くなる。
アジング初心者やはじめてチタンティップを使う人がこの17deepを使っても、たぶんチタンティップの良さや面白さは感じてもらえないだろう。
あと、硬い反響が大好きな所謂「感度厨」からも酷評されそう笑
ただ、ある程度チタンティップを使いこなしてきたアングラーが、10m前後の水深で1g以下のリグを使ってスローに攻める場合に於いては、ニヤニヤが止まらなくなるだろう。
「アジからのバイトが判ればどんな反響でも良い。バイトを得るまでの過程を楽しむのが至高」
こんなアングラーにおすすめのチタンティップが17deepである。
そして、アジングの神様は微笑んだ
贅沢にも、少し釣り飽きた。決して趣のあるアジングではなかったし。
メインポイントの様子を見に行くと、風が止んでる!?
試しにキャストして探ってみる。
レンジが若干上がってる感じがしたので、25カウントから少しずつ下げながら探ってると、「クンッ」
あー…気持ちよくて最高。
やっぱこのメインポイントでのスローなアジングが楽しすぎる。
たまにマメも混じる。
今回は、釣ったアジを全部持って帰ってやるつもりだったけど、さすがに氷が入った12リットルクーラーじゃすぐにいっぱいになっちまう。
ここからはリリース。
みんなにメインポイントで釣れる事を伝えるとすぐに全員集合。
各々が脳汁を垂れ流しながら無風でのスローアジングを楽しむ。
レンジさえ外さなければ連チャン。
最終的には0.9gにアジミートのセットで、スローなフォールがハマった。
この感じで行くと、朝マズメにはアジが釣れなくなるだろう。
最後はアジを掛けて気持ちよく終わりたいので、5時前にラスト1投。
腕を30cmほど上げてリフトさせたあとの、ラインテンションが抜けた瞬間に「コッ」
あー気持ちいい…最高。
コイツがここで釣った最後のアジ。
コイツだけはギュウギュウのクーラーボックスに詰めてでも持って帰る事にしよう。
終わりに
ボクはこのポイントでスローなアジングの魅力に取り憑かれ、スローなアジングを楽しむためにロッドビルドを続けてきた。最後の最後に、このポイントでのアジングを最高に楽しむためのロッドが作れた事、そのロッドが最高に楽しめるコンディションに恵まれた事、このポイントが大好きな人たちと最高の時間を過ごすことができた事に感謝します。
アジングの神様ありがとう。
このポイントを最高に楽しめるロッドは、このロッドを作るきっかけをくれた海猿さんに託します。
NT-Bシステム搭載のリールシートは、ガイドセッティングの幅を広げる可能性を大いに秘めてますね。
突き詰めていきましょう。
このポイントでアジングができなくなる事で、ボクのロッドビルドのモチベーションが上がらなくなるかもしれないけど、それはそれで仕方ない。
その時の自分の気分に任せます。
楽しめないと良いモノは作れないからね。
この数年間、最高の時間を過ごせる場所でした。本当にありがとうございました。
みなさまも、素敵なアジングLifeを!
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