さて、久々の釣行だけど風が強い。
予報で見る限りだと22時頃まで北東の風が強くて、それ以降は少し弱まって北風になるみたい。

予報が北東の風だったから、「風強いの嫌だなー」程度に思っていたのが甘かった…。

今日は大人数での参戦。
Tさん、釣友、ゆりおさん、Hさん、Mくん、Mくんの友人、ボク。 

ここ最近はタコの調子も悪いみたいだから、アジがたくさん遊んでくれることを願う。

うわさ通りタコは不調

釣り場に着いたらまずはプシュッと乾杯。
いつものメンバーと波音を聞きながら海風に当たって、昼間からお酒を飲みながら談笑していられるこの時間を過ごせるのも残りわずか。 

風は思っていたほど強くなくて、このままなら問題なさそう。
タコハンターたちが狩りに出て行ったのを見送り、ボクはウトウトと昼寝をしていた。

いつもなら、早々にタコハンターたちがタコをぶら下げて帰ってくるのに今日は帰ってこない。
タコ、いなくなっちゃったんだね…

不調とわかると、にわかタコ師のボクは手を出さずに大人しく昼寝を続けるのであった。

大嫌いな東風とロッドテスト

ハッと目覚めると日差しがオレンジ色になっていた。
何年ぶりかのお久しぶりな方も来ていて、少しおしゃべり。

アジングの準備をし始めてからようやく気付いたんだけど、この左から右に吹き抜けていく風は東風だよね…?
しかも、けっこう強くなっていて海の上でウサギが跳ねてますけど…

ほぼ満月の大潮だから、最悪の場合は満潮時に波を被る可能性もあるくらいの風だ。
このポイントでの東風は、貧果を約束するようなもの。

メインポイントは横風が強すぎて、更には潮もかっ飛んでいて2gのジグヘッドでも沈まない様子。
今回のテストロッドは、重くても1.5g。
できれば1g以下で使いたいので、追い風ポイントに移動してキャストを開始する。

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新しいガイドセッティングを試すために、新たなリールシートも作成。
一見、今までと同じようなデザインのリールシートだけど、見た目じゃないところに結構手を加えています。

今回採用しているMIZARのULTIMATE TOPは17Deepの超フィネス仕様。
チタンティップ長が200mmのロングチタンで、元径1.2mmから先径0.56mmと細い。

ロングチタンにすると特有のダルンダルン感が出るので、それを極力抑えられるようにティップの細いブランク(マグナムクラフトSM8320の1#)を採用。

さらに、ダルンダルン感を軽減させるためにバットガイドをAT10の小径リングにして、さらにリールシート側に極力寄せたセッティングにしている。

普通に考えれば、小径バットガイドをリール側に寄せると、スプールから放出されたラインがガイドに当たる抵抗が強くて飛距離が落ちると考える。

ダルンダルン感を軽減させるために飛距離を犠牲にするのか?
いや、そんなことはしたくない。

ダルンダルン感を殆ど感じないロングチタンロッドで、リグの操作性が抜群に良くて、飛距離も他のロッドと同等の欲張りなディープ用のロッドを作りたいのさ。

そんなプロトロッドの作りかけ(コーティング1回のみ、ロッドエンド未装着状態)を試すのが今回の釣行のメインなので、今日はこのロッドだけを使いたいんだがこの風じゃあ…

強風のため飛距離は参考程度にしかならないロッドテスト

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追い風でキャストするからホントの飛距離なんてわからない。
でも、ロングチタンなのに軽快感のあるキャストが出来ることに満足。

着水と同時にティップを思い切り海面まで下げてラインへの風の抵抗を抑える…が、潮までかっ飛んでやがる。
少しわかり辛い写真だけど、ティップがめちゃくちゃ入ってるのがわかりますか?

想像はしていたけど、まさかここまでとは。
ここまで曲がっちゃうと硬くて明確な反響感度じゃ無くなるんだよな…

ボトムを取るのに時間がかかっちゃうので、1g→1.5gに変更。
ティップがアクションを吸収しちゃうので、大きい動きをしないとアクションにならない。
このロッドには1.5gが限界だな…自己満の世界だけど、気持ち良さを考えたら1gまででおさめたい。

クンッ

ティップが曲がりすぎで気持ちの良い反響じゃない。

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鬼合わせして何かが掛かったベンディング。
上がってきたのはもちろんお馴染みのコイツ。

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カサゴの唐揚げが食べたいな…
まあまあサイズだから今日は持って帰ろう。

夜の部は撃沈

東風が強いまま夜の部に突入。
満潮の時間帯は、堤防に波がかかる箇所も出てきた。

そして、潮もかっ飛んでる。
そんな中でもMくんが早い段階で1匹、しばらくしてから釣友が1匹アジを上げるも、全て単発。

風が強いとロングチタンが余計に煽られて色んなノイズが入る。
比較のために別のロッドに持ち換えると、途端にカスッとバイト…

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やっと1匹目のアジ!
23センチくらい。

でも、プロトロッドで掛けたいんだよ…と、またプロトロッドに変更。

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んー、まあまあサイズだから唐揚げ用にキープ。
何でプロトロッドだとカサゴなの?

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…ボトム狙いすぎ?

このあと、ようやくTさんと同時ヒットでプロトロッド初アジを掛ける。
写真はブレてて不採用。

メインポイントに見切りを付けて、別場所で集魚灯を点けている方に声を掛け、端の方に入れさせてもらうと、面白いようにボトムでアジがヒットする…
最低限の食材を確保できたら退散。

集魚灯の威力って、ホントすげーな。
チートアイテムだぜまったく。

おかげで今回は大変助かりました!
ありがとうございましたm(_ _)m

ロッドテストを終えて

良く睡眠を取って朝を迎える。

夜は波が立っていてキャスト時の着水地点が良くわからなかったので、明るくなってからようやく飛距離のテストができる。

たぶん飛距離は落ちるんだろうと思って投げてみると、他のロッドと変わらない飛距離。
風は相変わらずの横風だから、飛距離が伸びることは無いはず。

ひたすらキャストを繰り返す。
ついでに、スーパースロー撮影で自分のキャストを撮ってもらって、自分のキャストの観察。
これ、意外と発見が多いので是非おすすめ。
手首返してないつもりだったのが、意外と返してるとか…

ブランクって、キャスト時にも意外とバットまで曲がってるんだね…知らなかった。

さて、今回の釣行でULTIMATE TOPの17Deepを使ったプロトロッドに対して見えたものとは。
  • 飛距離は落ちない(リールシートの効果あり?)
  • ロングチタンなのにあまり先重りしない(ブランクとガイドのセッティング次第)
  • 操作はすごくわかりやすいけど、楽しめるのは1gまで。(好みの問題)
  • 風が強いと煽られやすく、ノイズが多くなってバイト反響が捉えにくくなる(好みの問題)
  • 潮がかっ飛んでいるとティップが曲がりすぎで反響が明快じゃ無くなる(好みの問題)
  • ティップが柔らかすぎてアクションを吸収するので、大きいアクションじゃないとダメ
今回のコンディションではまだ見えないものとは。
  • ティップが柔らかすぎて、反響感度が落ちる?今までと同じ感覚の重さを感じる状態だと、ティップが曲がりすぎている(今までのゼロテンションと違う感覚だから、ベスポジが見つけられていない?)
  • 柔らかいティップが苦手な強風と強い潮のせいで、イマイチ全体的な使用感もボヤけて見える。
こんな感じで、釣果が少なくてまだわかってないことが多いんだろうけど、反響感度を得るためのラインテンションとティップの関係がイマイチ掴めていなくて、反響感度に不満が残った感じ。

ただし、この不満というのは好みの問題であって、アジのバイトがわからないという訳ではない。
好みの反響感度じゃないと言うこと。
だから釣果には影響しない。

ディープアジング用の面白いロッドができたと言う手応えはあるけど、もう少し別のコンディションでも試してみたい。

次回は良コンディションでありますように!

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カサゴの唐揚げ、久々に食べたけど最高。
塩胡椒で下味付けて、片栗粉をまぶして2度揚げする。

めんつゆに通して食べると、上品な白身魚の味が引き立ってお酒が進む。
良いサイズはリリースしないで持ち帰ろうと思った。

それでは、素敵なFishing Lifeを!