さて、今回は最近のボクのお気に入りリールシート、DPS-SKスケルトンの作成手順の紹介。
リールシートって、使い手の手の大きさとかパーミングのクセによって寸法が変わってくるから、寸法に関しては参考程度にしてくださいね。
ちなみに、ボクの手の大きさはこんな感じ。
ちっちゃい方だと思う。
それでは、まずはパーツを揃えていこう。
①にサバロの極薄カーボンパイプを使う場合は、②④⑤⑦の艶消しカーボンパイプの内径拡張が必要です。
あとは、コイツを用意しておくこともお忘れなく。
まずは①と②を先に接着する。
ポイントは、②を①よりも1mm飛び出して接着すること。
わかるかな?
内側に段差が見えると思う。
こうすることで、後にメタルパーツをはめ込むことができる。
こんなふうに。
メタルパーツをはめ込み式にした理由は、使用中にメタルパーツが外れないようにするための対策。
これまでの経験からの改善策がこの方法になったのよ。
位置が決まれば、マスキングテープでマーキング。
マーキングで艶消しカーボンパイプの位置が決まれば、2液製の接着剤 デブコン で①と②を接着。
メタルパーツはまだ接着しないでね。
①と②の接着が終われば、③と④の接着にいこう。
③のスクリューをそのままパイプに通すとスカスカで芯ズレの心配が。
なので、隙間を埋めるためにDスレッドの適当なスレッドを巻いてスペーサーにする。
スレッドを瞬間接着剤で固めても良いし、 デブコン をしっかりと染み込ませて接着しても良いし、お好みで。
④も接着。
②③④の各パーツ間に隙間が無いこと、また、接着剤がはみ出ていないかを念入りに確認を。
基本的には、エポキシの薄め液を染み込ませたティッシュで念入りに拭いてあげれば大丈夫。
隙間が出ないようにするために、④を②の方向に押すイメージで、④の左側にマスキングテープを巻き付けておくと良いかも。
ただし、接着剤のはみ出しには気をつけてね。
次はリア側のパーツ。
①②③④のパーツが完全に接着されていることが条件なので、ボクは接着させてから1日くらい置いてから次の作業に入る。
実際にリールを装着してみて位置の調整をする。
この作業の注意点は、①と⑦の接着。
⑦も、①から1mm飛び出したところで接着が必要なので、ドンピシャの位置調整が必要なのだ。
フードスクリューを締め込んでいって、 自分にとってベストな位置調整を。
必要に応じて①や⑦を削ってやる必要もあるので、焦らず投げやりにならず根気よく愛情を持って作業をしよう。
位置が決まれば、マスキングテープでマーキング。
SK部を接着する際は①との間に隙間が出てしまうので、これもスレッドを巻いてスペーサーを作ってやる必要がある。
続けて調整が必要なのがココ。
スクリュー部にはフードを通すスリットが入っているので、そのスリットをリールシートの真上にセットしないといけない。
この調整もしながら①と⑦の飛び出し調整もしないといけないので、頑張って集中しよう。
接着が済んでも、すぐにリールを装着しないように。
完全に接着できていない状態でリールを装着すると、せっかく組み上げた各パーツがズレてしまうことがあるからね。
ちなみに、ボクは強度を高める意味と見た目を引き締める意味で、必ず①と④、①と⑤の接合部にスレッドを巻いてコーティングをする。
メタルパーツがなくても、そんなに安っぽく見えないでしょ?
しっかりと硬化したら、リールを装着してみよう。
オッケー。
ようやく完成。
ちなみに、アーバーも作成済み。
ハイブリッドアーバーだけどな。
右がフロント用
左がリア用。
このリールシートをブランクに付ける際には、順番がありまして…
まずはリールシートのフロント側、内側の段差にツライチになるようにアーバーを接着。
アーバーを接着してから、メタルパーツ マタギ HTWC-B 内径12.0 を接着。
これが硬化したらブランクに通して接着。
ちなみに、リアのアーバーは先にブランクに接着しておくのがボクのやり方。
このリールシートを使う際のボクのアーバー位置はこんな感じ。
フロント側は人差し指が触れるところ。
リア側は母指球が触れるところ。
事前にこの位置を確認してマーキングした上で、ブランクにリアのアーバーを接着する。
リアのアーバーが完全に接着できたら、リールシートとブランクを接着。
最後にリールシートリア側のメタルパーツマタギ HTWC-B 内径12.0 の接着も忘れずに。
あっ、フロント側も好みに合わせてメタルパーツをどうぞ。
これはフジのWCFを当ててるけど、ブランクによっては内径拡張が必要なのでメタルパーツを削る工具が必要になるよ。
では、しっかりと梱包をして箱に入れて伝票を貼ります。
これは、ボクから海猿さんへのささやかなお礼です。
協賛品として受け取ってください。
使い方は海猿さんにお任せします。
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちらをどうぞ。
それでは、みなさまも素敵なロッドビルドLifeを!
リールシートって、使い手の手の大きさとかパーミングのクセによって寸法が変わってくるから、寸法に関しては参考程度にしてくださいね。
ちなみに、ボクの手の大きさはこんな感じ。
ちっちゃい方だと思う。
それでは、まずはパーツを揃えていこう。
必要パーツを加工して用意する
①から⑦のパーツを用意する。
【注意事項】- 4軸カーボンパイプ(内径13mm、外径15mm)または極薄カーボンパイプ 101mm
- 艶消しカーボンパイプ(内径15mm、外径17mm)13mm
- DPSのKNフード用16スクリュー17.5mm
- 艶消しカーボンパイプ(内径15mm、外径17mm)6mm
- 艶消しカーボンパイプ(内径15mm、外径17mm)3.5mm
- 加工済みSKパーツ
- 艶消しカーボンパイプ(内径15mm、外径17mm)斜めカット加工済み(最長11.5mm、最短6mm)
①にサバロの極薄カーボンパイプを使う場合は、②④⑤⑦の艶消しカーボンパイプの内径拡張が必要です。
あとは、コイツを用意しておくこともお忘れなく。
フロント側のパーツを組み上げていこう
まずは①と②を先に接着する。ポイントは、②を①よりも1mm飛び出して接着すること。
わかるかな?
内側に段差が見えると思う。
こうすることで、後にメタルパーツをはめ込むことができる。
こんなふうに。
メタルパーツをはめ込み式にした理由は、使用中にメタルパーツが外れないようにするための対策。
これまでの経験からの改善策がこの方法になったのよ。
位置が決まれば、マスキングテープでマーキング。
マーキングで艶消しカーボンパイプの位置が決まれば、2液製の接着剤 デブコン で①と②を接着。
メタルパーツはまだ接着しないでね。
①と②の接着が終われば、③と④の接着にいこう。
③のスクリューをそのままパイプに通すとスカスカで芯ズレの心配が。
なので、隙間を埋めるためにDスレッドの適当なスレッドを巻いてスペーサーにする。
スレッドを瞬間接着剤で固めても良いし、 デブコン をしっかりと染み込ませて接着しても良いし、お好みで。
④も接着。
②③④の各パーツ間に隙間が無いこと、また、接着剤がはみ出ていないかを念入りに確認を。
基本的には、エポキシの薄め液を染み込ませたティッシュで念入りに拭いてあげれば大丈夫。
隙間が出ないようにするために、④を②の方向に押すイメージで、④の左側にマスキングテープを巻き付けておくと良いかも。
ただし、接着剤のはみ出しには気をつけてね。
リア側のパーツを組み上げていこう
次はリア側のパーツ。①②③④のパーツが完全に接着されていることが条件なので、ボクは接着させてから1日くらい置いてから次の作業に入る。
実際にリールを装着してみて位置の調整をする。
この作業の注意点は、①と⑦の接着。
⑦も、①から1mm飛び出したところで接着が必要なので、ドンピシャの位置調整が必要なのだ。
フードスクリューを締め込んでいって、 自分にとってベストな位置調整を。
必要に応じて①や⑦を削ってやる必要もあるので、焦らず投げやりにならず根気よく愛情を持って作業をしよう。
SK部を接着する際は①との間に隙間が出てしまうので、これもスレッドを巻いてスペーサーを作ってやる必要がある。
続けて調整が必要なのがココ。
スクリュー部にはフードを通すスリットが入っているので、そのスリットをリールシートの真上にセットしないといけない。
この調整もしながら①と⑦の飛び出し調整もしないといけないので、頑張って集中しよう。
接着が済んでも、すぐにリールを装着しないように。
完全に接着できていない状態でリールを装着すると、せっかく組み上げた各パーツがズレてしまうことがあるからね。
ちなみに、ボクは強度を高める意味と見た目を引き締める意味で、必ず①と④、①と⑤の接合部にスレッドを巻いてコーティングをする。
メタルパーツがなくても、そんなに安っぽく見えないでしょ?
しっかりと硬化したら、リールを装着してみよう。
オッケー。
ようやく完成。
ちなみに、アーバーも作成済み。
ハイブリッドアーバーだけどな。
右がフロント用
左がリア用。
このリールシートをブランクに付ける際には、順番がありまして…
まずはリールシートのフロント側、内側の段差にツライチになるようにアーバーを接着。
アーバーを接着してから、メタルパーツ マタギ HTWC-B 内径12.0 を接着。
これが硬化したらブランクに通して接着。
ちなみに、リアのアーバーは先にブランクに接着しておくのがボクのやり方。
このリールシートを使う際のボクのアーバー位置はこんな感じ。
フロント側は人差し指が触れるところ。
リア側は母指球が触れるところ。
事前にこの位置を確認してマーキングした上で、ブランクにリアのアーバーを接着する。
リアのアーバーが完全に接着できたら、リールシートとブランクを接着。
最後にリールシートリア側のメタルパーツマタギ HTWC-B 内径12.0 の接着も忘れずに。
あっ、フロント側も好みに合わせてメタルパーツをどうぞ。
これはフジのWCFを当ててるけど、ブランクによっては内径拡張が必要なのでメタルパーツを削る工具が必要になるよ。
では、しっかりと梱包をして箱に入れて伝票を貼ります。
これは、ボクから海猿さんへのささやかなお礼です。
協賛品として受け取ってください。
使い方は海猿さんにお任せします。
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちらをどうぞ。
それでは、みなさまも素敵なロッドビルドLifeを!
コメント
コメント一覧 (2)
僕はまだヨチヨチレベルですがめっちゃ刺激されてますw
本当に凄いです(^。^)
グリップのスレッド巻きも落ち着きのある高級感?がグッと増しますね!!
まだまだブラッシュアップすべき点がありますが、そう言って頂けるとめっちゃ嬉しいです(T . T)
ありがとうございます!
ボクも色んなロッドビルダーの方から刺激をもらってます。
楽しんでいきましょう^_^