ブランクとチタンティップの接着が終われば、いよいよガイドの取り付けです。
ガイドの取り付けは奥が深くて、ブランクの特性やロッドの長さ、ガイドの数やガイドの取り付け位置によって使ってみた感覚が変わってくるやっかいな工程なんですよ。
なので、最初のうちは下記の富士工業のサイトを参考にして、少しずつ自分なりに改良していって自分の好みを探していくのがいいと思います。
まずは、作成中のロッドに対してガイドを何個付けるのか。
基本的な考え方は、ガイドの数が多いほどブランクの本来のパワーを発揮しやすい。
イメージとしては、同じブランクでガイドが10個付いているロッドとガイドが7個付いているロッドを比較すると、ガイドの数が少ない7個のロッドの方がよく曲がる。
つまり、よく曲がるロッドを作りたければガイド数は少なめにするといいけど、その分ブランク本来のロッドパワーが発揮できなくなる。
張りのあるパワーロッドを作りたければ、ガイドの数を多くした方が良い。
富士工業のサイトで6フィートのアジングロッドの参考ガイド数を見ると、トップガイド含めて9個を推奨しているね。
これが万人受けするバーサタイルな数だと認識しよう。
ただ、ガイドって1つ1つが結構高いからさ、富士工業の戦略かもしれないよ?笑
ちなみにボクが今回作っているロッドは5フィート4インチ。
ガイド数はトップガイド含めて7個です。
この辺も、いろいろ試してみて自分の好みを見つけ出すしかない。
誰かの「お気に入りセッティング」を真似たとしても、あなたの「お気に入り」になるとは限らない。
好みなんて、その人の経験によって変わるもんだから、自分で色々試して見つけ出すのがイチバンだよ。
ガイドの数はまだなんとなくでいい。
ガイドの位置決めをしながらガイドの数を追加したり減らしたりするのもアリだよ。
まず、チタンティップロッドのガイド位置を決めるときに、絶対に決まっている箇所が2つある。
トップガイドと、チタンティップとブランクの継部だ。
トップガイドは説明するまでもないけど、なぜチタンティップとブランクの継部なのか?
チタンティップとブランクの継部は、イチバン強度が無い箇所だから。
強度が無い箇所にガイドを付けていないと、その部分が曲がって負荷が集中しやすくなり、簡単に折れてしまうのよ。
ガイドを付けていないブランクと、ガイドを付けたブランクで同じ負荷をかけてみるとわかるんだけど、ガイドを付けている箇所は曲がりにくい。
ガイドのフットやコーティングで更に強度が増して、負荷が集中しないようにしてくれる。
ボクは今回もベンディングカーブの美しさを最優先にしてガイド位置を調整。
うん、美しい。
位置が決まったらマスキングテープでマーキング。
今回のセッティングは、バットガイドをいつもよりもティップ寄りに配置してみたので、飛距離やキャストフィーリングの変化を確認したい。
一気に絞って放出するイメージのセッティング。
トルザイトを選ぶ理由は少しでもティップ側の軽さを出したいから。
この程度のガイドサイズと数なら体感できるほどの軽量化にはならないんだけどね。笑
Sicとトルザイトも、好みで選べば良い。
釣果には何の影響もない。
自分の気持ちが上がるアイテムをチョイスすればいいのさ。
ちなみに、チタンティップに乗せるガイド数を増やすと、ただでさえ重いチタンティップに更に重みが乗りやすくなってモッサリ感が増す。
この辺も体験してみて自分の好みを見つけ出すといいでしょう。
ガイドの取り付ける順番は、人によって違うかも。
トップガイドから順に付ける人もいれば、バットガイドからの人もいる。
ブランクのスパインを出して、それに合わせてリールシートを接着してからガイドの取り付けをするわけだから、リールシートにリールを装着して、それに合わせてガイドの向きを調整しながら取り付ければ良い。
トップガイドでもバットガイドでもいいから、リールに合わせてガイドを1つ取り付けたら、そのガイドを基準にリングが真っ直ぐに繋がるようにラッピングすれば良いだけ。
チタンティップにガイドを付けるときは、チタン側に少しヤスリを当ててザラザラ感を出して足付けを良くするおまじない。
ボクは、ガイドフットとチタンティップが接する部分だけをザラザラにします。
全体をザラザラにすると、スレッドが滑らなくなって後で微調整がしにくくなったりスレッドが毛羽立ちやすくなったりするので。
これをやってると、多少チタンティップが曲がっちゃったりするので、あとで手曲げで直しましょう。
チタンティップにガイドを取り付けた箇所は、ラッピングが済んだらガイドフットとチタンティップの間にアロンアルファを流し込み、動かないように固定する。
さぁ、ガイドラッピングが済んだらコーティングをして完成だ。
その間にもリールシートを作成したりと並行した作業をしていたので少し時間がかかってしまいましたが…。
ガイドセッティングは、色々と考え出したらキリがないので、まずは基本となるセッティングを使ってみてから自分なりの変更を加えて好みを探していくのが良いでしょう。
とにかく色々試してみて、自分の好みを見つけるのがロッドビルドの醍醐味。
難しいこと考えるよりやってみた方が早い。
次回は久々の完成ロッドのお披露目です。
どんな厨二病なロッドが出てくるのやら心配ですが、MIZARのULTIMATE TOPを搭載した第一号のロッドだから気合い入ってます。
それでは、素敵なロッドビルドLifeを!
ガイドの取り付けは奥が深くて、ブランクの特性やロッドの長さ、ガイドの数やガイドの取り付け位置によって使ってみた感覚が変わってくるやっかいな工程なんですよ。
なので、最初のうちは下記の富士工業のサイトを参考にして、少しずつ自分なりに改良していって自分の好みを探していくのがいいと思います。
ガイドの数を決める
まずは、作成中のロッドに対してガイドを何個付けるのか。基本的な考え方は、ガイドの数が多いほどブランクの本来のパワーを発揮しやすい。
イメージとしては、同じブランクでガイドが10個付いているロッドとガイドが7個付いているロッドを比較すると、ガイドの数が少ない7個のロッドの方がよく曲がる。
つまり、よく曲がるロッドを作りたければガイド数は少なめにするといいけど、その分ブランク本来のロッドパワーが発揮できなくなる。
張りのあるパワーロッドを作りたければ、ガイドの数を多くした方が良い。
富士工業のサイトで6フィートのアジングロッドの参考ガイド数を見ると、トップガイド含めて9個を推奨しているね。
これが万人受けするバーサタイルな数だと認識しよう。
ただ、ガイドって1つ1つが結構高いからさ、富士工業の戦略かもしれないよ?笑
ちなみにボクが今回作っているロッドは5フィート4インチ。
ガイド数はトップガイド含めて7個です。
この辺も、いろいろ試してみて自分の好みを見つけ出すしかない。
誰かの「お気に入りセッティング」を真似たとしても、あなたの「お気に入り」になるとは限らない。
好みなんて、その人の経験によって変わるもんだから、自分で色々試して見つけ出すのがイチバンだよ。
ガイドのサイズと位置決め
ガイドの数はまだなんとなくでいい。ガイドの位置決めをしながらガイドの数を追加したり減らしたりするのもアリだよ。
まず、チタンティップロッドのガイド位置を決めるときに、絶対に決まっている箇所が2つある。
トップガイドと、チタンティップとブランクの継部だ。
トップガイドは説明するまでもないけど、なぜチタンティップとブランクの継部なのか?
チタンティップとブランクの継部は、イチバン強度が無い箇所だから。
強度が無い箇所にガイドを付けていないと、その部分が曲がって負荷が集中しやすくなり、簡単に折れてしまうのよ。
ガイドを付けていないブランクと、ガイドを付けたブランクで同じ負荷をかけてみるとわかるんだけど、ガイドを付けている箇所は曲がりにくい。
ガイドのフットやコーティングで更に強度が増して、負荷が集中しないようにしてくれる。
ボクは今回もベンディングカーブの美しさを最優先にしてガイド位置を調整。
うん、美しい。
位置が決まったらマスキングテープでマーキング。
今回のセッティングは、バットガイドをいつもよりもティップ寄りに配置してみたので、飛距離やキャストフィーリングの変化を確認したい。
リングサイズは、バット側から
T2-ATTG16
T2-KTTG8
T2-KTTG6
T2-KTTG3
T2-KTTG3
T2-KTTG3
T2-LFTT3
T2-ATTG16
T2-KTTG8
T2-KTTG6
T2-KTTG3
T2-KTTG3
T2-KTTG3
T2-LFTT3
一気に絞って放出するイメージのセッティング。
トルザイトを選ぶ理由は少しでもティップ側の軽さを出したいから。
この程度のガイドサイズと数なら体感できるほどの軽量化にはならないんだけどね。笑
Sicとトルザイトも、好みで選べば良い。
釣果には何の影響もない。
自分の気持ちが上がるアイテムをチョイスすればいいのさ。
ちなみに、チタンティップに乗せるガイド数を増やすと、ただでさえ重いチタンティップに更に重みが乗りやすくなってモッサリ感が増す。
この辺も体験してみて自分の好みを見つけ出すといいでしょう。
ガイドラッピング
ガイドの取り付ける順番は、人によって違うかも。トップガイドから順に付ける人もいれば、バットガイドからの人もいる。
ブランクのスパインを出して、それに合わせてリールシートを接着してからガイドの取り付けをするわけだから、リールシートにリールを装着して、それに合わせてガイドの向きを調整しながら取り付ければ良い。
トップガイドでもバットガイドでもいいから、リールに合わせてガイドを1つ取り付けたら、そのガイドを基準にリングが真っ直ぐに繋がるようにラッピングすれば良いだけ。
チタンティップにガイドを付けるときは、チタン側に少しヤスリを当ててザラザラ感を出して足付けを良くするおまじない。
ボクは、ガイドフットとチタンティップが接する部分だけをザラザラにします。
全体をザラザラにすると、スレッドが滑らなくなって後で微調整がしにくくなったりスレッドが毛羽立ちやすくなったりするので。
これをやってると、多少チタンティップが曲がっちゃったりするので、あとで手曲げで直しましょう。
チタンティップにガイドを取り付けた箇所は、ラッピングが済んだらガイドフットとチタンティップの間にアロンアルファを流し込み、動かないように固定する。
完成間近。次回は完成ロッドのお披露目だ。
さぁ、ガイドラッピングが済んだらコーティングをして完成だ。その間にもリールシートを作成したりと並行した作業をしていたので少し時間がかかってしまいましたが…。
ガイドセッティングは、色々と考え出したらキリがないので、まずは基本となるセッティングを使ってみてから自分なりの変更を加えて好みを探していくのが良いでしょう。
とにかく色々試してみて、自分の好みを見つけるのがロッドビルドの醍醐味。
難しいこと考えるよりやってみた方が早い。
次回は久々の完成ロッドのお披露目です。
どんな厨二病なロッドが出てくるのやら心配ですが、MIZARのULTIMATE TOPを搭載した第一号のロッドだから気合い入ってます。
それでは、素敵なロッドビルドLifeを!
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