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チタンティップのアジングロッドを作るとき、あなたは何から選びますか?

ブランク?
チタンティップ?

ボクは、今まで盲目的にブランクから選んでた。
そういうもんだと思っていた。

ロッドビルドをする目的が、「もっと自分が求める楽しさを味わえるロッド」 であるならば、その「楽しさ」を「リグの操作」に求めるのか「明快な反響」に求めるのか、「飛距離」とか「パワー」とか「ロッドレングス」に求めるのか、「曲がる」のが良いのか「張り」を求めるのか…
色々ある要望の中で、要となるのはブランクなんですよね。

だから、まずはベースとなるブランクを決める。
その後に、ブランクに合わせるチタンティップの元径と先径とテーパーとレングスを決める。

今まではそうやってた。

今回、海猿さんからMIZARのULTIMATE TOPを5本提供していただいて、試しにX5914に差してベンディングを見ていた自分が勝手に想像していたのは…

「このチタンティップティップはある程度どのブランクでも合いそうだな」
「このチタンティップはディープ向きだけど、あえてあのブランクに合わせると面白そう」
「このチタンティップを使えば、あのシチュエーションで面白く使えそう」

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そう、チタンティップをベースにブランク選定をしている自分がいた。
ブランクを決めたら、そのブランクの特性を活かしたチタンティップのセッティングを考えてチタンティップの加工を始めていた今までの自分と全く逆の発想。

ある程度ロッドビルドの経験を経て、自分が使用したことのあるブランクの種類が増えると、ブランクからのチタンティップ選びじゃなくて、チタンティップからのブランク選びも選択肢として出てくるんだと気付かされた。

これは、5種類の異なるレングス/先径/元径/テーパーが完成しているULTIMATE TOPだから出てくる発想であって、改めてこの製品がボクのロッドビルド熱を急上昇させてくれたことに感謝している。
いやぁ、ロッドビルドって奥が深くてホントに面白い。

ULTIMATE TOPのホントの魅力は、印籠部が加工されている事じゃなくて、5種類の全く異なるスペックのチタンティップが揃っていることだと思うんだ。

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経験者はわかると思うけど、チタンティップは印籠部の加工よりも、理想のテーパーを自分で削り出すことの方が大変なんですよ。

削りすぎて失敗するリスクを冒さずに、万能なスペックから変態的なスペックのチタンティップを選べるULTIMATE TOPは、間違いなくあなたのアジングとロッドビルドを更に楽しくさせてくれるでしょう。

ロッドビルド初級者がブランク選定をする時は

ロッドビルド経験者の話はわかったけど、初心者/初級者はMIZARのULTIMATE TOPとブランクの選定どうするのが良いんだよ!
という声が聞こえてくる。

ボクは迷わずにこう答える。
「AJX5917かAJX5919を選べば間違いない」
と。

理由は、ULTIMATE TOPのモデル名にある通り、海猿さんがAJX5917とAJX5919の使用を想定して開発しているから当然の答えにはなる。

強いて言うなら、

操作性を重視してロッドの曲がりを楽しみたいならAJX5917。
シャローでもディープでも1本で楽しみたい人にはULTIMATE TOPの17 Standardか19 Deepか19 Standard。個人的には19 Standard推し。

重めのリグで沖を攻めるなら19 Shortもあり。でも、スローなアジングには不向き。

カツーンという硬い反響を楽しみたいならAJX5919。
こっちも汎用性を持たせたいならULTIMATE TOPの19 Standard

重めのリグで沖を攻めたりアクションで掛けにいくなら19 Short。スローなアジングには不向き。

というのがボクの意見。
どっちを選んだとしても、そこで採用したULTIMATE TOPとブランクがあなたのベースとなって、その後の判断基準となるでしょう。

人の好みや感覚(センス)って違うから、自分のセンスを磨いていくには自分が判断を繰り返していくしかない。

「好き」か「嫌い」を明確に判断することを繰り返すことであなたのセンスは磨かれていく。

「どっちでもない」「普通」という判断が多いほど、あなたのセンスは失われていく。

失敗を恐れずに選んでいきましょう。

17 Deepが無いって?
まだ組んで無いけどコイツはシチュエーションと使い手を選ぶと思うのよ。
チタンティップに慣れてないと、コイツの良さがわかってもらえないと思うので今回は外しました。

AJX5917とAJX5919以外のマグナムクラフトのブランクを選ぶにはどうしたらいい?

AJX5917とAJX5919以外のブランクを使ってみたいという場合は、何を基準にブランク選びをするのか。
ボクは、マグナムクラフトのブランクの場合は下記の諸元をもとにある程度選定する。

マグナムクラフトのブログから、必要な情報をメモに記録しているもの。
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A28D1FB8-3853-432B-8929-8C81F07ACA0D
6C8085B9-6D6C-40A7-993F-5CDBF8A18BA1
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※は1#のみ。1#のみの販売は基本的にはやっていません。
ブランクの詳細はマグナムクラフトのブログをどうぞ。諸元やベンディング写真が見られます。


ボクは、ティップ径>重さ>テーパーの優先順位で選定することが多い。
あとは使ってみて経験値を増やすのみ。
もちろん失敗だってある。

【ティップ径】
チタンティップを繋ぐ時は、なるべくチタンティップ元径とブランク先径に差が無い方がキレイなベンディングカーブを描く。
ベンディングがキレイだと、負荷が分散されやすいのでチタンとブランクの結合部破損も起きにくい。

キレイなベンディングカーブを描くロッドは漢のロマン…いや、ボクのロマン。

【重さ】
軽さは、さまざまな反響を感じやすくしてくれる。(拾いやすい)
ロッドビルドをするからには、市販品より軽く仕上げて反響感度と操作感度を上げるのが漢のロマン。
みんなが軽量ロッドビルドにチャレンジするのも、このロマンと腕試しだと思ってる。

【テーパー】
曲がりやすい、曲がりにくい。
先重りしやすい、しにくい。

チタンティップとの組み合わせで大きく変わるけど、アジを掛けた時に自分の好きな箇所から曲がるロッドを作るのが漢のロマン。

掛け調子?乗せ調子?
チタンティップ使うなら、どんな時でも鬼合わせが基本でしょう。

そんなボクが、ULTIMATE TOP搭載の2本目のアジングロッドに選んだブランクは…

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マグナムクラフトのSM(サクラマススペシャル)8320。
堂々と「B」って書いてあるB品だけどな。

このブランクとR(ランカースペシャル)8326は、アジングロッドビルダーの中では結構人気なブランクでして、特徴的なのがティップの先径。
1.4mmとかなり細いので、元径1.2mmや1.3mmのチタンティップと相性が良い。
17 Deepの出番が来たよ。

1#だけだとレングスが短すぎるのでハンドルパイプを印籠継ぎで足さないといけないんだけど、詳細はまた別の記事で。

人によって感覚や好みが違うから難しいブランク選定。
とにかくたくさんのブランクを使ってみることが、自分にとって最高のロッドを作る近道になるのは間違いない。

経験を積んで、自分の感覚(センス)に磨きをかけていきましょう。

【おまけ】マグナムクラフトのB品販売ルールの変更について

ここからは余談です。
マグナムクラフトのB品購入のルールが少し変わってるようで…
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※マグナムクラフトのブログより抜粋。2022年8月4日時点

今は、A品1本につき1枠のB品(AJX5917B)、2枠のB品(AJX5919B)、3枠のB品の中から1本の、計3本選べる。
って言う感じに変わったようです。

マグナムクラフトのブランク購入方法やB品についてはこちらの記事をどうぞ。

 

このマグナムクラフトのB品販売は、A品の3分の1程度の金額で買えるので、色んな種類のブランクを経験するためにぜひ有効活用していこう。

MIZARのULTIMATE TOPに関する記事はこちらをどうぞ。


それでは、素敵なロッドビルドLifeを!