さて、久々にロッドビルドのネタです。
ようやくビルド熱が復活して製作意欲が沸いてきたのでボチボチはじめます。
まず手を付けはじめたのはもちろんリールシート。
そして、今のボクにとっての最適なリールシートの答えが『DPS-SKスケルトン』なので、そのSKリールシートのパーツ加工方法を紹介します。
上記写真のパーツが純正品。
ただのブラックじゃなくて、ラバーブラックっていうところがこだわりポイント。
マットで落ち着いた雰囲気を出してくれるのと、濡れても滑りにくいところが良いね。
リュウセイフィッシングワークス では普通に売っているけど、他ではあんまり見ないね。
このパーツをそのまま使ったら個性も出せないし軽量化もできない。
思い切ってぶった切っていきましょう。
パーツをカットする時に一番大事なのはマスキングだと思ってる。
マスキングを適当に済ませてしまうと、あとで大幅な修正が必要になったりして余計な時間がかかってしまう。
効率よく、美しく仕上げるためにはマスキングを丁寧にやりましょう。
ちなみに、この『斜めカット加工』は難易度高めですよ。
曲線部分をいかに丁寧にやるかがミソ。
マスキングテープを引っ張りながらシワにならないように均一に曲線を描くのは、少々コツが必要かもね。
数をこなして感覚で覚えましょう。
ちなみに、カットに慣れるまではカットしたい箇所に少し余裕を持たせてマスキングテープを貼ったほうが良いよ。
カットしたい箇所にドンピシャでマスキングテープを貼った場合、カットをミスった場合にリカバリーが出来なくなる。
1〜2mm余裕を持ってカットすれば、多少の失敗もリカバリーできるし、失敗しなかった場合でも余分な箇所は丁寧に削っていけば良い。
『カットしすぎた箇所は取り戻せないので、余計な箇所を削って完成させるようにカットする』
この気持ちが大事。
キレイかつ均等にマスキングテープが貼れたらすかさずカットに移行しよう。
気持ちに勢いがある時に次の工程に進むのも上手く仕上げるポイントだと思う。
カットは卓上旋盤を使います。
百均のダイヤモンドカッターをセットしたら、上記写真のようにマスキングテープと一直線になるようにダイヤモンドカッターの刃を入れていく。
卓上旋盤についてはこちらの記事をどうぞ。
一気に刃を入れていこうとせず、刃とマスキングテープが一直線になる事を最優先に、ゆっくりとSKリールシートを回しながら刃を入れていく。
何周か回しながら少しずつ刃を入れていくようにすると、最終的にはパックリとカットする事ができる。
切り口が粗いなぁ…
まぁ、リカバリーできる範囲だから頑張りましょう。
ここからは、400番のサンドペーパーでひたすら磨いてフラットにする。
妥協はしない事。
とにかくフラットになるまでひたすら磨く。
リールフットの差し込み部は、デザインカッターでバリを取って整えておく。
ポイントは、エッジ部がフラットになっているかどうか。
エッジ部さえフラットになっていれば、それより内側は多少凹んでいても大丈夫。
時折フラットな場所に置いて、隙間が空いていないかをチェックしながら磨きましょう。
続いては、加工したSKパーツに繋げるEVAを加工していきますよ。
今回は、ボクの中で初採用の『グレーEVA』を使います。
なぜグレーを使うのかは、そのうちわかります。
使用したEVAはこちら。
ホントは30mmが欲しかったけど、グレーだと見つけられなかったので28mmを採用。
内径は15mmに拡張して使ってます。
15mmのカーボンパイプに、加工したSKパーツがキッチリはめこめるようにマスキングテープで嵩増しをする。
そして、接着剤がカーボンパイプに付かないように、その他の部分にもマスキングテープを一周だけ貼り付ける。
このEVAのカットも斜めカットなので、マスキングテープを慎重に貼り付けてカットの目印にする。
刃を入れる角度に気を付けながら、集中力マックスでゆっくりと刃を入れていく。
ボクはもう慣れてるから失敗しないけど、最初のうちは左右(上下?)均等に刃を入れるのが難しくて、失敗しやすいかも。
こればっかりは手が感覚掴むまで数をこなしてください。
少し切り口が汚いが…無事にパックリと割れました。
そして、このEVAも切り口がフラットになるまでひたすら400番のサンドペーパーで磨きます。
妥協しちゃダメよ。
妥協したら絶対にSKパーツと繋げる時に隙間ができるから。
仮組みしてみて、各所に隙間が無いかを入念にチェック。
隙間があったら妥協せずに削り直せば、仕上がりがキレイになりますよ。
続いて、リールフットの差し込み部にあたるEVAを加工。
フードスクリューでがっちりとリールフットを締め込むと、SKパーツ部からリールフットが飛び出てくるのよね。
EVAに加工をしないままだと、接着したSKパーツとEVAが外れてしまうので、このEVA加工はやっておくべき。
2mmのドリルビットで少しずつ溝を掘ります。
デブコン でEVAとSKパーツを接着したら、残りのEVA加工に戻ります。
ボクは、SK部とEVAの接着箇所と少し角度を変えて斜めにカット。
今回は『鋭角』を表現したかったので。
最後に、卓上旋盤に砥石をセットしてEVAの形を作っていきます。
作りたいEVAの形状に合わせて、マスキングなども利用してください。
こんな感じで、想定通りのSKパーツが完成。
意図的に角を作っているので、今回はホールド感重視では無いことはお察しの通り…(^^;
仕上げは、400番のサンドペーパーで磨いた後に、ライターで表面を炙った方が整います。
ノーマルと比べるとこんな感じですね。
ボチボチと進めていきます。
年内にはリールシートくらいできるかな…
それでは、みなさまも素敵なロッドビルドLifeを!
ようやくビルド熱が復活して製作意欲が沸いてきたのでボチボチはじめます。
まず手を付けはじめたのはもちろんリールシート。
そして、今のボクにとっての最適なリールシートの答えが『DPS-SKスケルトン』なので、そのSKリールシートのパーツ加工方法を紹介します。
上記写真のパーツが純正品。
ただのブラックじゃなくて、ラバーブラックっていうところがこだわりポイント。
マットで落ち着いた雰囲気を出してくれるのと、濡れても滑りにくいところが良いね。
リュウセイフィッシングワークス では普通に売っているけど、他ではあんまり見ないね。
このパーツをそのまま使ったら個性も出せないし軽量化もできない。
思い切ってぶった切っていきましょう。
マスキングを丁寧にやる事が完成度に大きく関係してくる
パーツをカットする時に一番大事なのはマスキングだと思ってる。マスキングを適当に済ませてしまうと、あとで大幅な修正が必要になったりして余計な時間がかかってしまう。
効率よく、美しく仕上げるためにはマスキングを丁寧にやりましょう。
ちなみに、この『斜めカット加工』は難易度高めですよ。
曲線部分をいかに丁寧にやるかがミソ。
マスキングテープを引っ張りながらシワにならないように均一に曲線を描くのは、少々コツが必要かもね。
数をこなして感覚で覚えましょう。
ちなみに、カットに慣れるまではカットしたい箇所に少し余裕を持たせてマスキングテープを貼ったほうが良いよ。
カットしたい箇所にドンピシャでマスキングテープを貼った場合、カットをミスった場合にリカバリーが出来なくなる。
1〜2mm余裕を持ってカットすれば、多少の失敗もリカバリーできるし、失敗しなかった場合でも余分な箇所は丁寧に削っていけば良い。
『カットしすぎた箇所は取り戻せないので、余計な箇所を削って完成させるようにカットする』
この気持ちが大事。
カットのコツは、刃を入れる角度
キレイかつ均等にマスキングテープが貼れたらすかさずカットに移行しよう。気持ちに勢いがある時に次の工程に進むのも上手く仕上げるポイントだと思う。
カットは卓上旋盤を使います。
百均のダイヤモンドカッターをセットしたら、上記写真のようにマスキングテープと一直線になるようにダイヤモンドカッターの刃を入れていく。
卓上旋盤についてはこちらの記事をどうぞ。
一気に刃を入れていこうとせず、刃とマスキングテープが一直線になる事を最優先に、ゆっくりとSKリールシートを回しながら刃を入れていく。
何周か回しながら少しずつ刃を入れていくようにすると、最終的にはパックリとカットする事ができる。
切り口が粗いなぁ…
まぁ、リカバリーできる範囲だから頑張りましょう。
切り口を丁寧にフラット出しする事がキレイな仕上がりのコツ
ここからは、400番のサンドペーパーでひたすら磨いてフラットにする。妥協はしない事。
とにかくフラットになるまでひたすら磨く。
リールフットの差し込み部は、デザインカッターでバリを取って整えておく。
ポイントは、エッジ部がフラットになっているかどうか。
エッジ部さえフラットになっていれば、それより内側は多少凹んでいても大丈夫。
時折フラットな場所に置いて、隙間が空いていないかをチェックしながら磨きましょう。
SKパーツのリア部に繋げるEVA加工
続いては、加工したSKパーツに繋げるEVAを加工していきますよ。今回は、ボクの中で初採用の『グレーEVA』を使います。
なぜグレーを使うのかは、そのうちわかります。
使用したEVAはこちら。
ホントは30mmが欲しかったけど、グレーだと見つけられなかったので28mmを採用。
内径は15mmに拡張して使ってます。
15mmのカーボンパイプに、加工したSKパーツがキッチリはめこめるようにマスキングテープで嵩増しをする。
そして、接着剤がカーボンパイプに付かないように、その他の部分にもマスキングテープを一周だけ貼り付ける。
このEVAのカットも斜めカットなので、マスキングテープを慎重に貼り付けてカットの目印にする。
刃を入れる角度に気を付けながら、集中力マックスでゆっくりと刃を入れていく。
ボクはもう慣れてるから失敗しないけど、最初のうちは左右(上下?)均等に刃を入れるのが難しくて、失敗しやすいかも。
こればっかりは手が感覚掴むまで数をこなしてください。
少し切り口が汚いが…無事にパックリと割れました。
そして、このEVAも切り口がフラットになるまでひたすら400番のサンドペーパーで磨きます。
妥協しちゃダメよ。
妥協したら絶対にSKパーツと繋げる時に隙間ができるから。
EVAを削って好みの形状に仕上げる
仮組みしてみて、各所に隙間が無いかを入念にチェック。
隙間があったら妥協せずに削り直せば、仕上がりがキレイになりますよ。
続いて、リールフットの差し込み部にあたるEVAを加工。
フードスクリューでがっちりとリールフットを締め込むと、SKパーツ部からリールフットが飛び出てくるのよね。
EVAに加工をしないままだと、接着したSKパーツとEVAが外れてしまうので、このEVA加工はやっておくべき。
2mmのドリルビットで少しずつ溝を掘ります。
デブコン でEVAとSKパーツを接着したら、残りのEVA加工に戻ります。
ボクは、SK部とEVAの接着箇所と少し角度を変えて斜めにカット。
今回は『鋭角』を表現したかったので。
最後に、卓上旋盤に砥石をセットしてEVAの形を作っていきます。
作りたいEVAの形状に合わせて、マスキングなども利用してください。
こんな感じで、想定通りのSKパーツが完成。
意図的に角を作っているので、今回はホールド感重視では無いことはお察しの通り…(^^;
仕上げは、400番のサンドペーパーで磨いた後に、ライターで表面を炙った方が整います。
ノーマルと比べるとこんな感じですね。
ボチボチと進めていきます。
年内にはリールシートくらいできるかな…
それでは、みなさまも素敵なロッドビルドLifeを!
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