チタン部のガイドが回るようになってしまったので、修理の依頼がきました。
このロッドは、チタン部のガイドをカーボンブレードホースで巻いて取り付けていたので、スレッドで巻くのと違って圧が弱かったのかな…。
自作ロッドでチタン部のガイドが回ることなんて殆ど無かったので凹みますわ。
まだまだ修行が足りん。
ということで、その他もヘタりが見えてきている部分があったため、修理とメンテナンスをやりました。
チタン部のガイドの巻きなおし
まずはチタン部のガイドを取っ払い、ガイドフット部をさらに削り込んで振ったときのダルさを軽減する。ただ、ガイドフットとチタンティップに接する面積が小さくなるほど、しっかりとした固定をしないとすぐに回ってしまう。
よって、見た目重視のカーボンロービングは却下して、スレッドでしっかりと圧をかけて固定。
チタンティップ部をダイヤモンドヤスリでザラザラにしてから取り付けるのがポイント。
ちなみに、黒いスレッド部の幅は4mmです。
もっと攻めることもできるけど、この巻き方が安定している。
チタンティップ部に付けるガイドのフットを削ったティップと、フットを削らないティップは、比較すると軽快感の違いがはっきりわかるので、是非比べてみてください。
「ガイドフットを削らない」選択肢は無くなるはずです。
その代わり、しっかりと取り付けないとガイドが回りやすくなるのでご注意を。
コーティングして修理完了。
ネームの貼り替えでイメージチェンジ
ネーム部のコーティングに傷が入って、コーティングが浮いている箇所有り。コーティングとネームを剥がして、耐水ペーパーで下地を作って新しいネームデカールを貼り付ける。
最近はトップコートを吹くのをやめて、写真に写ってるマークセッターのみで貼り付けてます。
マークセッターを塗った上にデカールを貼り付けて、綿棒で気泡と余計な水分を除去するだけ。
マークセッターは、デカールを柔らかくして馴染みやすくするものなので、デカールを貼り付けてからの位置調整は短時間で済ますようにする。
マークセッターを使うようになってからは、デカールの重ね貼りも楽ちんになって、精度も上がった。
こちらもコーティングして終了。
ネームを変えるだけで、違うロッドになったような新鮮さ。
リールフットロック部の補修
カーボンロービングフードを採用していたけど、カーボンロービングが薄すぎたのか、コーティング内部にクラックが入って見た目が悪くなっていた。この際、新しくやり直そう。
コーティングとカーボンロービングをガリガリと削って剥いでしまう。
最近覚えたカーボン樹脂を塗りたくって硬化を待つ。
硬化したら耐水ペーパーの水研ぎで表面を整える。
コーティングしてヌルテカに。
さぁ、これで修理とメンテナンスが完了して、バージョンアップしたX5915のできあがり。
永久保証付きなんで、もちろん無料です(^_^)b
しばらくは我慢の日々が続きますが、また思い切り楽しめるようになったら使い倒して下さい(^_^)ノ
ロッドのネームデカールの作り方は、こちらの記事をどうぞ。
それでは、素敵なロッドビルドLifeを!
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