やっと納得のいくビジュアルになりました。
前回の記事からほぼ毎日、試行錯誤を繰り返してやっとです。
どんだけ暇人なんだと言う話は置いておいて…(ノД`)
色々とコツを掴んだので、もし同じものを作ることになったら3分の1くらいの時間で作れそう。
ということで、完成までの道のりを軽く振り返ってみます。
一番の課題は気泡の穴対策
このクレーターのような気泡の穴と、研磨時に出る粉が穴に詰まった白いブツブツ。この状態でコーティングしても、白いブツブツは消えないんです。
だから、ブツブツを隠すようにカーボン樹脂を上塗りして、また研磨する。
これを何回繰り返しただろうか。
いつの間にかグリップが2個に増えているのは気にしない。
最初は
途中から デブコン の30分硬化型
粘度が高いのと硬化時間が早いので、コツを掴むのに苦労した。
シュリンクフィルムで圧を掛けて硬化させてみたりもしてみたけど。
カーボン含有量を多くしているので、どうしても粘度が高く、凹凸ができてしまう。
かといって、レジン量を増やすと最終的にカーボン繊維がキレイに見えなくなりそうだから避けたい。
悩むなぁ…(ノД`)
ブツブツ消すのはどうすりゃ良いんだ…
解決法は意外と簡単だった。
「最終的にクリアでコーティングしたときにどうなるか」を確認する場合、ボクはいつも水で濡らして確認するんだけど、その時に何となく400番の耐水ペーパーで水研ぎをしてみたら。
おっ。
白いブツブツが劇的に減った!
なるほど、水研ぎか。
400番→600番→800番→1000番と、丁寧に研磨を繰り返して白いブツブツは何とか克服できた。
あっ、あと歯ブラシも超重要(^_^)b
水研ぎ後に極細の歯ブラシでシャカシャカすると、穴に入った削りカスが取れます。
コーティングは、使い慣れたエポキシコーティングが正解
小さな気泡の穴は完全には消せず、コーティングで埋めて隠す方法にシフト。
最初はなぜか「最終コーティングは2液性ウレタンクリアスプレー」と勝手に思い込んでいた。
エポキシコーティングだと凸凹になると思い込んでいたのよね。
写真は取り忘れているんだけど、缶スプレーの2液性ウレタンクリアを吹いてみた。
確かにキレイにはなるんだけど、どうも透明度に納得がいかない。
吹き方が下手だからかな…
それ以上に納得がいかなかったのが塗膜の硬度。
3日待っても何だか軟らかさが残っているような質感…却下。
ウレタンクリアを全て剥がして、フレックスコートで筆塗りコーティング。
これよこれ、この透明感を想像していたんだよ( ´艸`)
使い慣れているエポキシコーティングを最初から採用していれば良かったのに。
長い時間を経て、カーボン樹脂グリップ完成
ヌルテカのグリップが完成しました。
ちなみに、重さの課題はクリア出来ておりません(^^;)
アップロック用が5.0g。
ダウンロック用が4.8g。
EVAよりは重くなるけど、最近はグリップの軽さにはそんなに拘ってないので及第点としよう。
引きこもり生活が長くなりそうなので、のんびりとモチベーションを維持していきます。
ロッドビルドや自作ジグヘッド作りはこんな時には最適。
それでは、素敵なロッドビルドLifeを!
コメント
コメント一覧 (6)
ザイオンやCI4+みたいな美観ですね。
こちらも3Dプリンターを手に入れたので、カーボンフィラメントを使える様に
改造や勉強を頑張ってますw
IPSのシートは在庫が在るので、ACSみたいに内部をリブ構造にしてグリップの
軽量化をしてみようか悩みます^^;
ありがとうございます(^-^)
見た目だけは何とか納得いく状態まで持ってこれました。使うのはまだまだ先になりそうですが…
3Dプリンターを使ったロッドビルドも、チラホラ見かけるようになってきましたね。
そのうち、誰かがSTLデータをアップしたりする時代になるんですかね。
置いていかれないようにしないと(^-^;
色々調べてたときに、真空脱法という方法を知りました。
色んな方法があって勉強になります。
量産するような事が有れば、真空脱法機の導入も検討するかもです(^-^)
いつも参考にさせていただいています
ところで、カーボンでグリップを作成されているので、強度はそれなりにあるのではないでしょうか?
それならば、もっと薄くしてしまってはどうでしょうか
全部EVAやコルクのようにムクである必要もないですよね
ブログ訪問、コメントありがとうございます(^-^)
このカーボン樹脂グリップ、写真じゃわかり辛いですが、肉厚1mm程度なんです。
樹脂量が多いので、これ以上薄くすると柔くなっちゃうのでここから先は低レジン化する技術が必要になりますが、今のところそこまで突き詰める熱量がありません(^^;)
早く自分用に組み上げて使ってみたいです。