ボクはジグヘッドはタングステン信者です。

同じ重さの鉛のジグヘッドとタングステンジグヘッドの大きさを比べると、タングステンの方が小さくなる。

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これは、上が自作タングステンジグヘッドの1.5gで、下がアジデント(鉛)の1.3g。

タングステンの方が重いのに、気持ち小さく見える。

同じ重さなら、小さい方が風や潮の影響を受けにくくなって、飛距離が伸びたり潮に流されにくくなる。

実際に、鉛の同じ重さと比べて何メートル飛距離が伸びて、何秒で何メートル潮の影響に違いが出るのか。
何秒沈下速度が早いのか。
そんなのは状況によって変わるから知らない。
釣果に差が出るのか?
出ないと思う。

じゃあ、何でタングステン使ってるのかと聞かれると…

「タングステンっていう響きが好きだから」
「安心感」
「なんとなく」

適当だな…(ノД`)
鉛は環境に悪いとか、そういう意識高い感じじゃないです(ノД`)

気に入ったもの、信じているもの、好きなものを使っている時は、レンジを探ったりバイトを察知する時の集中力が高まる。
コレが一番大事(^_^)b

そんなタングステンジグヘッド、昔は数種類有ったのに、今ではダイワしか見なくなってしまった。

市販のタングステンジグヘッドを購入すると、3個入で4~500円。

太刀魚にスパスパ切られたりすると、萎えてくるんですよ。

そこで、コスパ良くタングステンジグヘッドを自作して、太刀魚に切られても精神的に凹まないようにしよう。

自作タングステンジグヘッドに必要なもの

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タングステン・丸型(穴は縦スリットタイプ)フライタイイング用ビーズ (ゴールド)
タングステンのビーズ。
最近は1.5gをメインで使うので、サイズは5.6mm。
20個入って710円。
ちなみに、ラウンド型とクリフカット型がある。
クリフカット型は、ミラーボールみたいな感じだから、コレ使うとノリノリのアジが釣れるらしい。
好みでチョイスしよう。


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オッズ(odz) レンジクロスフック 10本入り (S・6号)
シャンク長、ゲイブ、軸径など、みんな大好きレンジクロスフック。
10本入りで330円。


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ダイソーのハンダ。
0.8mmの細いヤツじゃないとダメだよ。

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あとはハンダごて、ペンチ、ピンセットを用意。

自作タングステンジグヘッド作成手順

まずは重さの確認から。
これはラウンド型。
タングステン部の重さは、約1.3g。

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レンジクロスフックも合わせると、1.4g。

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タングステンビーズは、縦にスリットが入っていて、奥には丸穴が空いている。
写真じゃわかりにくいけど。

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奥の丸穴にフックを通して。

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ラインアイの部分をスリット部まで持ってくる。
この時点ではグラグラしてて固定されていない。

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タングステンビーズとフックをハンダで仮止めする。
まずは適当な長さにハンダをカットして。
カットするときはニッパーが有ると便利。
ペンチでも問題なし。
(長めにカットしておいた方が良い)

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スリット部から丸穴にハンダを通す。
丸穴には既にフックが通っているので、少し強めにハンダを押し込む感じ。 

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シャンク部に少しハンダが見えるくらいで。
そしたら、余っているハンダを、スリットの部分に押し込んでいってフックとタングステンビーズを仮固定していく。

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ハンダを上に曲げて、ピンセットの先などでスリット奥にギュッと押し込む。

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今度はハンダを下に曲げて、スリット奥にギュッと押し込む。

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また上に曲げて押し込む。

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最後は下に押し込む。
こんな感じで仮止め完了。

ハンダのイメージは下の写真のイメージ。
(ピンクの線がハンダをイメージ。曲げる度にスリット奥にピンセットの先などで強く押し込んで固定していく)

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仮止めができたら、ハンダを熱で溶かしてフックとタングステンビーズを固定していく。
熱くなるから絶対にペンチなどで固定しましょう。

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タングステンビーズをハンダごてで熱して、ハンダを溶かすようにするとハンダが馴染みやすい。
コツを掴むまでは上手く行かないでイライラするかもしれないけど、コツを掴むとサクサクと進められるよ。

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スリット側のハンダを溶かし終えたら、次はシャンク部(丸穴)に飛び出したハンダの後始末。

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飛び出しているハンダを、ハンダごてで溶かして丸穴に馴染ませる。

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これで完成。
【追記】
ちなみに、下記のフックの通し方が一般的です(^_^)b

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丸穴のすぐ上にラインアイが来る通し方。
ボクは、ラインアイとタングステンの角度調整を自由に弄りたいので、この方法とは逆に取り付けています。

どっちでも釣果には影響ないと思う。


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重さを計ってみると、ピッタリ1.5g。 
この自作タングステンジグヘッドはあまり誤差が出ないイメージ。

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フックとタングステンビーズを瞬間接着剤で仮止めして、エポキシ接着剤やメタルロックをスリットに流し込んで固定する方が安全に出来ると思います(^_^)b

硬化時間待ちが面倒なときは、ハンダが楽チン。
ただ、かなり高温になって、使用後もしばらく熱を持っているので取り扱いに慣れていない人はハンダよりも接着剤が良いと思う。

市販のジグヘッドを、3個400円で考えるとジグヘッド1個あたりの単価は133円。

上記の自作ジグヘッド(1.5g)は、20個作成したとして、ジグヘッド1個あたりの単価は73.5円。
※ハンダごてとペンチの金額は入れてません

ちなみに、1サイズ小さい4.6mmを利用すると、0.9~1gで作れます。
4.6mmは、100個で2200円なので、更にコスパは良くなる。

悪天候で釣行を諦めたり、用事のない休日などに、ロッドビルドしたり自作ジグヘッドを作り貯めして過ごすのも悪くないもんです。

すでにやってる人も多い自作ジグヘッドですが、まだやったことが無い人は是非挑戦してみてください(^_^)b



ちなみに、黒いタングステンビーズについてはこちらの記事に記載しています。


ハンダが弾いてしまって、うまく馴染まない…
と、お困りの方は、フラックスを塗ってからハンダを溶かすとスムーズにいくよ。
ホームセンターで400円くらい。

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goot ステンレス用 フラックス
ただ、コレを使うときは絶対にゴム手袋をして、素肌に付かないように。
完成したジグヘッドも、しっかりと水洗いしましょう(^_^)b

ちなみに、黒いタングステンビーズは、フラックスを塗ってもハンダを弾くのでご注意を。

それでは、素敵なFishing Lifeを!