前に記事で書いたカーボンブレードホース補強と装飾。
カーボンロービングとカーボンブレードホースで遊びながら進めるロッドビルド。
今回はもう少し作業の詳細を書いてみるよ。
「ロッドをカッコ良くしたい」
「ロッドがヘタってきた」
「ロッドの特定の箇所を補強したい」
「普通のロッドビルドに刺激が無くなってきた」
「外見的な渋さが欲しい」
そんな事を思っているアナタ。
もし、カーボンブレードホースを使ったことが無いなら、チャレンジしてみては?
そもそもカーボンブレードホースはどんなもんなのか。
カーボン繊維を束ねたブレードを編み込んでホース状にしたもので、内径のサイズは幅広くある。
今回は外径6.5mm程度のブランクに使用するので、選んだサイズは カーボンブレードホース SSC-2402 1k 2-12mm 。
2mmから12mmの外径に対応しているサイズ。
解けないように両端はテープで止められている。
仕舞うときは必ずこのようにマスキングテープなどで止めて、解けないようにしましょう。
補強や装飾したい箇所の外側をマスキングテープで養生する。
ブレードホースを丁寧に被せていき、上でマスキングした箇所と同じ箇所をブレードホースの上から再度マスキングテープを巻く。
ブレードホースが被さってて解りにくいけど、爪でマスキングテープの箇所を確認しながら確実にマスキングしましょう。
ズレると後で面倒だから。
マスキングを終えたら、カットしてビロビロしているブレードホースを更にマスキングテープで止めて、ブレードホースが動いてズレないように止める。
上の写真の左側のように、ブランクの最後までブレードホースを巻く場合は、マスキングテープで束ねた部分をブランクの穴にぶっ込んでおけばオーケー。
あとは、ブレードホースのメッシュ柄を整える作業。
真っ直ぐになっていると出来上がりも美しいのでここで手を抜かないようにね。
メッシュ柄を整えたら、コーティング剤を塗るというか染み込ませる。
しっかり染み込ませるためにも、塗った後にターボライターやヒートガンで温めて粘度を低くしてあげると良いかも。
そしたらナイロンでもフロロカーボンでも良いから、0.8号くらいのラインをスレッドを巻く要領で巻いていき、余計なエポキシを絞り出す。
これをする理由は、
絞り出てきた余計なエポキシは、綿棒などで拭き取りましょうね。
ちなみに、巻きはじめと巻き終わりのラインは、マスキングテープで止めるだけで大丈夫。
左手指先でブランクをクルクル回し、右手でラインテンションを掛けながら巻いていくという方法を編み出して巻いたけど、腕が疲れるわ(´д`)
2日くらい置いて硬化させますよ。
焦るとコーティング剤がまだ柔らかくてキレイに研磨できないから焦りは禁物。
せっかちさんには向いてない作業かもね(ノД`)
ナイロンやフロロカーボンラインを使う理由は、解きやすいから。
スレッドとかを使うと張り付いて途中で切れて面倒なことになるよ。
ちなみに、上の写真はすでにラインを解いたところ。
コーティングがラインみたいに見えるね。
マスキングテープを取る作業だ。
マスキングテープのエッジ部にカッターを当てて、ブランクをゆっくり回す。
絶妙の力加減でやらないと、ブレードホースがカット出来なかったり、ブランクを傷つけたり。
力加減は身体で覚えるんだ。
最初はカッターの刃先を下に巻いてるマスキングテープとブレードホースの間に入れて、ペリッとめくってやるようにすると剥がしやすいかも。
剥がしたら下のマスキングテープが出てくるので、コイツも取ってしまえ。
こんな感じでエッジが出てくる。
後で調整も出来るから、多少の凸凹が有っても気にしない。
全ての余計なブレードホースを取り除いたら、再度ブレードホースの両側をマスキング。
これから楽しい時間の始まりだ。
さぁ、お楽しみの時間だ。
400番の耐水ペーパーで磨いていくのだ。
こうしてみると、ラインの巻きが甘い部分が良くわかる(ノД`)
アンサンドの凸凹も削ってからやった方が良いのかもね。
磨いていくと、こうやって徐々に艶めかしい柄が見えてくるんだよ( ´艸`)
テンション上がるぜ。
最終的には600番の耐水ペーパーで磨いて仕上げ。
美しい柄がしっかりと見えて満足じゃ。
こんな工程を入れなければ、もっと早く組み上げるのは簡単。
でも、出来上がったときの満足度は比べ物にならんよ。
ボクの場合はね。
装飾以外でも、あまり曲がらない箇所の補強とかにも使えるんじゃないかな?
曲がる箇所だとクラックがはいりやすいかもしれないけど、そこは自己責任で。
そん時はそん時でやり直せばいい。
少し手間をかけてでも良いから、他と違うことをやってみたい。
そう思うビルダーの方は、ものは試しでやってみると面白いですよ。
他にも色んな使いどころが思い付くかも?
ちなみに、この工程だけで3日。
もちろん、その間に他の作業も進めてるけどね。
見た目を重視するボクとしては、それだけ時間を掛けてでもやる価値は有ると思うし、満足度を得られてる( ´艸`)
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちらをどうぞ。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
カーボンロービングとカーボンブレードホースで遊びながら進めるロッドビルド。
今回はもう少し作業の詳細を書いてみるよ。
「ロッドをカッコ良くしたい」
「ロッドがヘタってきた」
「ロッドの特定の箇所を補強したい」
「普通のロッドビルドに刺激が無くなってきた」
「外見的な渋さが欲しい」
そんな事を思っているアナタ。
もし、カーボンブレードホースを使ったことが無いなら、チャレンジしてみては?
そもそもカーボンブレードホースはどんなもんなのか。
カーボン繊維を束ねたブレードを編み込んでホース状にしたもので、内径のサイズは幅広くある。
今回は外径6.5mm程度のブランクに使用するので、選んだサイズは カーボンブレードホース SSC-2402 1k 2-12mm 。
2mmから12mmの外径に対応しているサイズ。
解けないように両端はテープで止められている。
仕舞うときは必ずこのようにマスキングテープなどで止めて、解けないようにしましょう。
ブレードホースを巻きたい箇所の外側をマスキング。
補強や装飾したい箇所の外側をマスキングテープで養生する。
ブレードホースを丁寧に被せていき、上でマスキングした箇所と同じ箇所をブレードホースの上から再度マスキングテープを巻く。
ブレードホースが被さってて解りにくいけど、爪でマスキングテープの箇所を確認しながら確実にマスキングしましょう。
ズレると後で面倒だから。
マスキングを終えたら、カットしてビロビロしているブレードホースを更にマスキングテープで止めて、ブレードホースが動いてズレないように止める。
上の写真の左側のように、ブランクの最後までブレードホースを巻く場合は、マスキングテープで束ねた部分をブランクの穴にぶっ込んでおけばオーケー。
あとは、ブレードホースのメッシュ柄を整える作業。
真っ直ぐになっていると出来上がりも美しいのでここで手を抜かないようにね。
エポキシコーティング剤を染み込ませて、余計な分を絞り出して低レジン化。
メッシュ柄を整えたら、コーティング剤を塗るというか染み込ませる。
しっかり染み込ませるためにも、塗った後にターボライターやヒートガンで温めて粘度を低くしてあげると良いかも。
そしたらナイロンでもフロロカーボンでも良いから、0.8号くらいのラインをスレッドを巻く要領で巻いていき、余計なエポキシを絞り出す。
これをする理由は、
- ブランクにしっかりと貼り付けること。
- 余計に外径を膨らませないこと。
- カーボンのメッシュ柄を美しく出すこと。
- 低レジン化によって強度、硬さを増し、余計な重量増にさせないこと。
絞り出てきた余計なエポキシは、綿棒などで拭き取りましょうね。
ちなみに、巻きはじめと巻き終わりのラインは、マスキングテープで止めるだけで大丈夫。
左手指先でブランクをクルクル回し、右手でラインテンションを掛けながら巻いていくという方法を編み出して巻いたけど、腕が疲れるわ(´д`)
コーティングが硬化したらマスキングテープを外そう。
2日くらい置いて硬化させますよ。
焦るとコーティング剤がまだ柔らかくてキレイに研磨できないから焦りは禁物。
せっかちさんには向いてない作業かもね(ノД`)
ナイロンやフロロカーボンラインを使う理由は、解きやすいから。
スレッドとかを使うと張り付いて途中で切れて面倒なことになるよ。
ちなみに、上の写真はすでにラインを解いたところ。
コーティングがラインみたいに見えるね。
マスキングテープを取る作業だ。
マスキングテープのエッジ部にカッターを当てて、ブランクをゆっくり回す。
絶妙の力加減でやらないと、ブレードホースがカット出来なかったり、ブランクを傷つけたり。
力加減は身体で覚えるんだ。
最初はカッターの刃先を下に巻いてるマスキングテープとブレードホースの間に入れて、ペリッとめくってやるようにすると剥がしやすいかも。
剥がしたら下のマスキングテープが出てくるので、コイツも取ってしまえ。
こんな感じでエッジが出てくる。
後で調整も出来るから、多少の凸凹が有っても気にしない。
全ての余計なブレードホースを取り除いたら、再度ブレードホースの両側をマスキング。
これから楽しい時間の始まりだ。
研磨をすると、徐々に素敵な柄が見えてきてニヤニヤする。
さぁ、お楽しみの時間だ。400番の耐水ペーパーで磨いていくのだ。
こうしてみると、ラインの巻きが甘い部分が良くわかる(ノД`)
アンサンドの凸凹も削ってからやった方が良いのかもね。
磨いていくと、こうやって徐々に艶めかしい柄が見えてくるんだよ( ´艸`)
テンション上がるぜ。
最終的には600番の耐水ペーパーで磨いて仕上げ。
美しい柄がしっかりと見えて満足じゃ。
こんな工程を入れなければ、もっと早く組み上げるのは簡単。
でも、出来上がったときの満足度は比べ物にならんよ。
ボクの場合はね。
装飾以外でも、あまり曲がらない箇所の補強とかにも使えるんじゃないかな?
曲がる箇所だとクラックがはいりやすいかもしれないけど、そこは自己責任で。
そん時はそん時でやり直せばいい。
少し手間をかけてでも良いから、他と違うことをやってみたい。
そう思うビルダーの方は、ものは試しでやってみると面白いですよ。
他にも色んな使いどころが思い付くかも?
ちなみに、この工程だけで3日。
もちろん、その間に他の作業も進めてるけどね。
見た目を重視するボクとしては、それだけ時間を掛けてでもやる価値は有ると思うし、満足度を得られてる( ´艸`)
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちらをどうぞ。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
コメント
コメント一覧 (4)
そして仰る通り、クリアのラインは本当見にくかったです!
また日々パクらさせて頂きつつ修行します☆
クリアのライン、見にくいですよね(´д`)
エポキシを拭き取りながら巻いていくと、少しは見え易くなりますが、何カ所かは巻きが甘い部分が出てしまいます。
コレをやると時間が掛かるんですが、自分にしかわからない満足度がかなり上がるんですよ( ´艸`)
そして、パクりの先には自分だけのオリジナルが出てくると思います(^_-)
ボクも先人の方々のアイデアをパクらせてもらってますし、全てをオリジナルで考えようとすると何も作れないですからね。
そのうち自分の拘りや好みが見えてくると思います(^-^)