ブログやTwitter、Instagramなどで、華やかなビルドロッドの写真を見ると、「すげーなー」「カッコいいなー」って思いませんか?
ボクは思ってます( ´艸`)
でも、その華やかな状態になるまでの工程って、ホントに地味な作業の繰り返しなんですよね。
地味な作業を手間暇かけて妥協なく仕上げていかなければ、華やかな姿はもちろん、楽しさを見いだせる性能も手に入れられないのである。
ロッドビルドをプラモデルに例えている人もいるけど、確かにそうかもしれない。
プラモデルは、ランナーに付いているパーツを切り取って、説明書通りに素組みするだけで形にはなる。
でも、それだけじゃ味気ないでしょ?
そのうち塗装に手を出すようになり、継ぎ目をパテで無くしたり、パテを盛ったりパーツを削ったりして拘りの型を求めたり、LEDライトを仕込んだり、加工して可動部分を自分で作ってみたり。
素組みだけなら1日で終わるものを、納得行くまで何ヶ月も時間と労力を費やす人もいる。
ロッドビルドも、人によってそれくらいの違いが出てきてるんじゃないかな?
組むだけで満足する人も居れば、拘りを追求し続けて新たな素材や技術を注ぎ込んで行く人もいる。
それだけ差があっても、「ロッドビルドはロッドビルド」。
どれが良い悪いなんて無くて、共通しているのは、全てのビルドロッドには作り手の想いが込められていて、唯一無二の存在だってこと。
楽しんだもん勝ちだと思うんだよ。
さぁ、あなたはどんなロッドビルドがしたいですか?
ボクは、一般パーツ加工型のお手軽ビルダーで理想を求めます(´ー`)
そんな一般パーツ加工型ビルダーの、ロッドビルドスイッチを入れる為の準備運動が始まりました。
この地味な作業がとても大事なんです。
コルク、ウレタン、カーボン、アルミ、チタンなどの金属類。
色んな素材があるけど、一般人に加工しやすいアーバー、ナンバーワン。
スーパーハイブリットアーバーだぜ。
使用するカーボンパイプの内径と、ブランクの外径に合わせて選択してね。
ピッタリのが無い場合は、削って調整すれば良し。
SHBA 13-6っていうのは、「スーパーハイブリットアーバーの外径13mmで内径6mm」って意味ね。
マタギ(マタギ) スーパーハイブリッドアーバー 濃密超高感度 SHBA 13-6
ロッドの解体や、ロッドビルドをしたことがない人にはあまり知られていないけど、個人的にはロッドの反響感度を決めるとても大事なパーツだと思ってる。
ブランクとリールシートの隙間を埋めて、止めるだけの役目じゃないぜ。
コイツの素材、設置場所、アーバー同士の間隔で反響感度に大きな違いが出てくるのは実感してる。
ちなみに、下の写真はSHBA 16-6を加工しています。
でもね、今のボクにとってはまだまだ謎が多いんですよ。
素材、間隔、厚さ、ポジション。
「どんな場合でもコレがベスト」っていうのが無い。
リールシートや素材が変わると、コイツのポジションや間隔も迷宮入りしている今日この頃。
一番謎に包まれている存在です(ノД`)
スケルトンのカーボンパイプに入れるワインディングチェックは、ピッタリが好み。
購入のしやすさとデザインから、マタギのHTWC-Bの内径14mmを愛用してます。
マタギ ワインディングチェック HTWC-B 内径14.0mm
これに合わせるいつも使ってるカーボンパイプは、厚さ0.5mmの定番のコイツ。
太い方が握りやすいと言う人は、太めを選ぶと良し。
その際は、上記のワインディングチェックの内径も合わせてね。
ボクは、デザインやら色んな理由で14mmです。
軽いんだぜ。
Sano Factory Epoxy Carbon Fabric Prepreg Tube 14mm x 13mm 1M
ピッタリ過ぎると、曲がったときにワインディングチェックがカーボンパイプに食い込む恐れがあるけど、エッジを削って角が立たないようにしている。
ただ、このマタギのワインディングチェックHTWC-B、色によって内径に少し違いがある。
色が付いているモノは、加工なしでもカーボンパイプにスッポリ入るんだけど、シルバーだけは内径が少し小さいのか、そのままだとカーボンパイプに入らない。
なので、なんちゃって旋盤で内径拡張して調整しますよ。
拡張が面倒な人は、素直に内径14.5mmを選択してね。
KKmoon ミニ ウッドレース セット 旋盤 12-24V DC 100W
コイツはアーバー加工や研磨、切断で大活躍。
作業効率もかなり向上したので重宝してる。
続いては、装飾品のカーボンパイプ。
コレは、KNフードやグリップ部の装飾用に使ってるカーボンパイプ。
マタギ(Matagi) フロントグリップ KDPS用メッシュ柄フロントグリップ CB-K16SM
カットして切り貼りすれば良いんだけど、カットした切り口のエッジ部の処理。
これを疎かにすると、完成時の見た目が残念になるんです。
400番くらいの耐水ペーパーでエッジ部分を軽く撫でるようにバリを取ったら、800番くらいの耐水ペーパーで丁寧に角を取る。
カーボンパイプが艶有りの場合は、更に1000番くらいの耐水ペーパーで磨くと、違和感ない自然な切断面になる。
見た目を気にしない人はこういう工程は省略しても良いんじゃないかな。
外見のための自己満的な処理です。
EVAにしてもカーボンパイプにしても、平行にカットするのが意外とムズい。
少しのズレが大きなズレに繋がるから慎重に。
外径27mm、内径14mmのEVAをカットして、カットしたつや消しメッシュカーボンリングをはめ込めるように加工する。
ジャストエース EVAグリップ 【SRG27-50EBK14】ブラック
こんな感じで細かいパーツ類を作って組み上げていくのがボク的なロッドビルドの準備運動。
昔は勢いで一気に組み上げていったけど、今はこの下処理的な工程を大事に時間かけてやるようになってます。
あとはモチベーションの維持次第。
上手くモチベーションが維持できないと、しばらく放置してしまうことも…
新しい発想を形にするときはワクワクしてモチベーションもガンガン上がるけど、そうじゃないときは集中力が持たなくなるんだよね。
だから、合間の釣行で刺激を入れる。
ビルダーの方や、ビルドロッドを使っている人と話しをするのも凄く良い刺激になるから好き。
ビルドロッドが華やかに見えるのは最後の最後で、それまでは地味な作業の繰り返しなんです。
物作りの世界ってそんなもんですよね。
そして、今宵も手を真っ黒にしながらパーツの制作に励むのであった。
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちら。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
ボクは思ってます( ´艸`)
でも、その華やかな状態になるまでの工程って、ホントに地味な作業の繰り返しなんですよね。
地味な作業を手間暇かけて妥協なく仕上げていかなければ、華やかな姿はもちろん、楽しさを見いだせる性能も手に入れられないのである。
ロッドビルドをプラモデルに例えている人もいるけど、確かにそうかもしれない。
プラモデルは、ランナーに付いているパーツを切り取って、説明書通りに素組みするだけで形にはなる。
でも、それだけじゃ味気ないでしょ?
そのうち塗装に手を出すようになり、継ぎ目をパテで無くしたり、パテを盛ったりパーツを削ったりして拘りの型を求めたり、LEDライトを仕込んだり、加工して可動部分を自分で作ってみたり。
素組みだけなら1日で終わるものを、納得行くまで何ヶ月も時間と労力を費やす人もいる。
ロッドビルドも、人によってそれくらいの違いが出てきてるんじゃないかな?
組むだけで満足する人も居れば、拘りを追求し続けて新たな素材や技術を注ぎ込んで行く人もいる。
それだけ差があっても、「ロッドビルドはロッドビルド」。
どれが良い悪いなんて無くて、共通しているのは、全てのビルドロッドには作り手の想いが込められていて、唯一無二の存在だってこと。
楽しんだもん勝ちだと思うんだよ。
さぁ、あなたはどんなロッドビルドがしたいですか?
ボクは、一般パーツ加工型のお手軽ビルダーで理想を求めます(´ー`)
そんな一般パーツ加工型ビルダーの、ロッドビルドスイッチを入れる為の準備運動が始まりました。
この地味な作業がとても大事なんです。
スーパーハイブリットアーバーの加工。
コルク、ウレタン、カーボン、アルミ、チタンなどの金属類。
色んな素材があるけど、一般人に加工しやすいアーバー、ナンバーワン。
スーパーハイブリットアーバーだぜ。
使用するカーボンパイプの内径と、ブランクの外径に合わせて選択してね。
ピッタリのが無い場合は、削って調整すれば良し。
SHBA 13-6っていうのは、「スーパーハイブリットアーバーの外径13mmで内径6mm」って意味ね。
マタギ(マタギ) スーパーハイブリッドアーバー 濃密超高感度 SHBA 13-6
ロッドの解体や、ロッドビルドをしたことがない人にはあまり知られていないけど、個人的にはロッドの反響感度を決めるとても大事なパーツだと思ってる。
ブランクとリールシートの隙間を埋めて、止めるだけの役目じゃないぜ。
コイツの素材、設置場所、アーバー同士の間隔で反響感度に大きな違いが出てくるのは実感してる。
ちなみに、下の写真はSHBA 16-6を加工しています。
でもね、今のボクにとってはまだまだ謎が多いんですよ。
素材、間隔、厚さ、ポジション。
「どんな場合でもコレがベスト」っていうのが無い。
リールシートや素材が変わると、コイツのポジションや間隔も迷宮入りしている今日この頃。
一番謎に包まれている存在です(ノД`)
ワインディングチェックの調整。
スケルトンのカーボンパイプに入れるワインディングチェックは、ピッタリが好み。
購入のしやすさとデザインから、マタギのHTWC-Bの内径14mmを愛用してます。
マタギ ワインディングチェック HTWC-B 内径14.0mm
これに合わせるいつも使ってるカーボンパイプは、厚さ0.5mmの定番のコイツ。
太い方が握りやすいと言う人は、太めを選ぶと良し。
その際は、上記のワインディングチェックの内径も合わせてね。
ボクは、デザインやら色んな理由で14mmです。
軽いんだぜ。
Sano Factory Epoxy Carbon Fabric Prepreg Tube 14mm x 13mm 1M
ピッタリ過ぎると、曲がったときにワインディングチェックがカーボンパイプに食い込む恐れがあるけど、エッジを削って角が立たないようにしている。
ただ、このマタギのワインディングチェックHTWC-B、色によって内径に少し違いがある。
色が付いているモノは、加工なしでもカーボンパイプにスッポリ入るんだけど、シルバーだけは内径が少し小さいのか、そのままだとカーボンパイプに入らない。
なので、なんちゃって旋盤で内径拡張して調整しますよ。
拡張が面倒な人は、素直に内径14.5mmを選択してね。
KKmoon ミニ ウッドレース セット 旋盤 12-24V DC 100W
コイツはアーバー加工や研磨、切断で大活躍。
作業効率もかなり向上したので重宝してる。
カーボンパイプ類の切断、エッジ処理。
続いては、装飾品のカーボンパイプ。
コレは、KNフードやグリップ部の装飾用に使ってるカーボンパイプ。
マタギ(Matagi) フロントグリップ KDPS用メッシュ柄フロントグリップ CB-K16SM
カットして切り貼りすれば良いんだけど、カットした切り口のエッジ部の処理。
これを疎かにすると、完成時の見た目が残念になるんです。
400番くらいの耐水ペーパーでエッジ部分を軽く撫でるようにバリを取ったら、800番くらいの耐水ペーパーで丁寧に角を取る。
カーボンパイプが艶有りの場合は、更に1000番くらいの耐水ペーパーで磨くと、違和感ない自然な切断面になる。
見た目を気にしない人はこういう工程は省略しても良いんじゃないかな。
外見のための自己満的な処理です。
EVAの切断と加工。
EVAにしてもカーボンパイプにしても、平行にカットするのが意外とムズい。少しのズレが大きなズレに繋がるから慎重に。
外径27mm、内径14mmのEVAをカットして、カットしたつや消しメッシュカーボンリングをはめ込めるように加工する。
ジャストエース EVAグリップ 【SRG27-50EBK14】ブラック
こんな感じで細かいパーツ類を作って組み上げていくのがボク的なロッドビルドの準備運動。
昔は勢いで一気に組み上げていったけど、今はこの下処理的な工程を大事に時間かけてやるようになってます。
あとはモチベーションの維持次第。
上手くモチベーションが維持できないと、しばらく放置してしまうことも…
新しい発想を形にするときはワクワクしてモチベーションもガンガン上がるけど、そうじゃないときは集中力が持たなくなるんだよね。
だから、合間の釣行で刺激を入れる。
ビルダーの方や、ビルドロッドを使っている人と話しをするのも凄く良い刺激になるから好き。
ビルドロッドが華やかに見えるのは最後の最後で、それまでは地味な作業の繰り返しなんです。
物作りの世界ってそんなもんですよね。
そして、今宵も手を真っ黒にしながらパーツの制作に励むのであった。
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちら。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
コメント
コメント一覧 (4)
ロッドビルドって簡単に作れば3日、丁寧に作れば1ヶ月、写真で見ただけでもロッドの出来栄えの差は分かってしまうし、作りが甘いと使う気持ちもなくなってしまう。
だからこそ、細かいところに手が抜けない^^;
今回のも凄そうですね!!
最初は作るだけでもウハウハなんですけど、そのうち作りが甘いと、愛着が無くなってしまうんですよね(ノД`)
完成度の高いガンプラは、いつまででも見ていられる…笑
今作っているのは、依頼品なので冒険はできません(゚o゚;
その分、完成度高く頑張ります!
質問なのですが、旋盤でアーバーやアルミパーツの内径加工をされていますが、過去の記事を見る限り旋盤でチャッキングできるのは6mm程度だと思いうのですが、どのようにチャッキングして研磨さているのでしょうか?
コメントありがとうございます。
アーバーやワインディングチェックの内径拡張方法ですが、六角軸の砥石を旋盤にセットして、その砥石にワインディングチェックなどの内径をを回しながら当てて削ってます。
確か、六角軸は対になる辺の太さが6.3mmくらいだったと思うのですが…
砥石のサイズは、拡張したい内径サイズよりも小さいもので、何種類かあると便利です。
ホームセンターで数百円だったと思います。
芯出しの正確性で言うとおすすめ出来るものでは無いですが、感覚に慣れるとどうにかなるもんです。
特に、アーバーの内径拡張は芯出しがとても重要なので、自信がないならやめておいた方が良いと思います(^^;)
あと、アルミのワインディングチェックの内径拡張時は、かなり熱を持つので冷やしながら作業するのがおすすめです。
動画で見せられたらわかりやすいんですが、文章だと伝えるのが難しいです(*_*;