以前から採用していたUVレジンでのコーティング。
 tobbiny&co.さんのブログThe Right Night Lightでネームのコーティングに絶賛苦戦中との内容が…。
自分もまだオリジナルワインディングチェックの作成と、カーボンロービング部でのコーティングでしか 実践した事が無い為、極薄コーティングが実用的なのかどうかを自分なりに検証してみた。

結論から言うと、普通のエポキシコーティングでの長尺極薄コーティングが大の苦手な自分的には、UVレジンでの長尺極薄コーティングは非常に難しかったというか自分には綺麗にフラットに実施するのは無理です…元々が下手くそだから当たり前か。 
ただし、普通に?厚めに?コーティングする分には、問題無く できる。

最軽量を目指すとなると、この厚みによる重量増もネックになってくるので、最軽量を目指すならば無難にウレタンコートを選ぶ事をおすすめする。

では、検証した内容。

トップコートが重要か?

 薄々感じてはいたけれども、自分はカーボンロービング部のコーティングしか実施していなかったので、コーティングを塗る対象物の脱脂とか密着性を強くしないといけないようだ。

トップコートを吹きつけずにUVコートを塗り、30秒後…

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わかりやすいように、艶消しブラックのカーボンパイプで試してみたらこんな感じで弾いてくる。
デカールを貼りつけ、トップコートを吹け付けてしっかりと乾かした部分は弾かずに乗っている。

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あとは、問題になるのがこの粘度。
普段コーティングで使用しているFLEXCOAT LITEよりも粘度は高い。
なので、粘度を低めれば塗りやすくもなり、馴染みやすくもなるはず。
粘度を低める方法は、tobbiny&co.さんも試していた通り、エポキシの薄め液で問題無かった。 
MAXで1(UVレジン):1 (薄め液)まで試してみたけど、白濁や硬化不良は無かった。

シャバシャバになってかなり塗りやすい。
薄めた場合はしばらフィニッシングモーターで回しておけばブランクに馴染むけれど、薄めていない場合はヒートガンで熱すると、エポキシと同様にUVレジンの粘度が低くなり、馴染みやすくなる。
ポイントは、しっかりと自分が納得いくまで時間を置いて馴染ませてから硬化させる事だけど、時間を置く事でUVレジンを弾く箇所が出てきてしまうというジレンマ…

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これをUVライトで照らす事25分。
UVレジンって、照らした直後は何だか生乾き的な感覚なんだけど、数時間経つとカチカチになっている気がする。

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 意識して調整できる箇所はフラットになるけれど、油断していると裏側等は凸凹…

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綺麗にコーティングさせる為には、UVレジンとブランク側の密着度が関係しているのかな?
トップコートじゃない、透明のプラサフも考えたけど…
そこまで投資するかどうか悩み中。
そもそも、この試しに使ったカーボンパイプは外径が17mmくらいあるから難しい。
普段使用している外径7mm程度のブランクなら、何とかなるかな?

という事で、何んとなく先が見えたけど、そもそも長尺コーティング下手くそだもんな…
挑戦は続く。

それでは素敵なFishing Lifeを!

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