自分好みの性能やビジュアルを追求できるのがロッドビルドの醍醐味。
最低限のブランク、リールシート、ガイドを揃えるだけであれば2万円で十分お釣りが来るし、市販品以上に自分の好みに特化した性能のロッドが出来上がる。
ただし、ビジュアルにこだわると話は変わってくる。
ワインディングチェックというメタルパーツを利用して装飾する事で、見た目のイメージはガラッと変わって格好良くなる。
見た目を重視する軟派な自分は、このワインディングチェックが欠かせない。
だって、見た目が納得いく出来だからこそ、ロッドへの愛着が増して、モチベーションが上がって、キャストしたり操作する楽しさが3倍増しになるんだもの。
「このロッドで釣りたい」
そこから集中力が増し、釣果にも繋がってると言っても過言ではない。
「ビジュアルなんてどうでも良い。自分好みの性能に仕上がっていれば、見た目なんてどーでもいいんだよ」
なんて言う領域にはたどり着けませぬ。
そんな自分の最新作、釣友の「baybridgeblue edition」で使用しているワインディングチェックの数は…
エンドグリップで3個、リールシートの後ろ側で3個、カーボンパイプで2個、リールシートフロント部で2個。
計10個も使っている。
ワインディングチェック1個が500円~600円だから、これだけで5,000円以上かかるんだよね。
年に1~2本程度しかビルドしないならそれでも良いと思うんだけど、たくさん作る場合はさすがに「金銭的にどうにかならんかな?」と思うはず。
メタルパーツのワインディングチェックをたくさん使うと、重量もその分増すし自己満以外には良いことが無いんですよ。
そこで、レジンクラフト繋がりでひらめいたワインディングチェックの自作。
これが上手くいけば、軽量化と節約にも繋がって一石二鳥?!
さぁ、挑戦してみよう!
▶UVレジンの着色
▶UVレジンを型に流し込む
▶UVライトを照らす
▶完成
▶UVレジンで作る自作ワインディングのメリットとデメリット
0から作る技量も知識も無いので、普段使用しているワインディングチェックから型を取る。
手芸屋さんなどで販売しているシリコンタイプの型取りを利用しました。
エポキシ同様に2液タイプで、混合比は1:1。
カップを置いた状態で測りを0gにセットして、まずはA液を10g。
続いて、B液も10g入れて合計で20g。
このあと、2液をしっかりとかき混ぜる。
硬化開始するまで20分位かかるので、その間に型を取りたいワインディングチェックの準備をする。
隙間を詰めすぎないように、ワインディングチェック同士の間隔は最低でも5mm以上空けた方が良い。
ちなみに、枠はLEGOを使用。
大きさが自由に変更できるし、硬化後の枠の取り外しも楽ちんです。
ポジションが決まったら、先ほど混ぜた型取用の液を流し込む。
自分は穴の部分から流し込んで、最後に全体へ馴染ませます。
あとは硬化するのを待つだけ。
感覚的には2~3時間置いておけば大丈夫かな。
硬化したのを確認したら、枠のLEGOを外していく。
きれいに取ったらひっくり返して、型を取ったワインディングチェックを外していく。
外したら型の出来上がり。
あとはUVレジンを流し込むだけ。
▶目次にもどる
レジンに着色するのは、カーボンロービング時に着色した時と同様にしていきます。
着色したいカラーをUVレジンに少しずつ入れて好みのカラーにしていく。
カラーを入れすぎると硬化不良の原因になるらしいので注意。
カラーを入れたらゆっくりしっかりかき混ぜる。
何でUVレジンを選んだかと言うと、エポキシみたいに時間で硬化しないから。
UVライトや日光などの紫外線に当たらないと硬化しないため、時間に追われることが無い。
▶目次にもどる
エポキシ同様に粘度は高めなので、少し流し込んでは楊枝で伸ばしていくのを繰り返して型に流していく。
気泡が入った場合は、楊枝の先端でつついて潰すか、耳掻きのような小さいスプーンで掬い出すか。
一つは試しにクリアーのままで流し込んでみる。
▶目次にもどる
ものの5分もすれば硬化完了。
ライトに当てなければ全く硬化しないのに不思議…
硬化チェックは、楊枝などでつついてみて確認する。
取り出したあと、型の下側になる部分も念のためライトに当てて硬化促進。
厚さがあったり、色が付いていると紫外線が届きにくくなって硬化しにくいらしい。
▶目次にもどる
細いパーツだと、力を入れて摘まむと少し歪む。
厚みがあるパーツだとカチカチで全く歪まない。
▶目次にもどる
ただし、ワインディングチェックの形状や入れるカラーによっては難易度も手間も変わってくる。
作ってみて感じたメリットとデメリットは以下の通り。
【メリット】
UVレジンは紫外線に当てないと硬化しない為、硬化させるまではいくらでも手直しができる。
硬化するまでの時間がとても早い。
作ったあとに内径を広げるなどのアレンジができる。
安価でたくさんのワインディングチェックを量産できる。
自分の好きな色や模様のワインディングチェックが作れる。
【デメリット】
メタルパーツのような金属的なカラーが出せない。
気をつけないと気泡が入って見栄えが悪くなる。
初期費用(ライト、カラー)が少しかかるので、年に1~2本しかロッドを作らないなら経済的では無い。
実際に実用してみないと分からない部分も多いかもしれないので、お遊びロッドでこのワインディングチェックを使用してみて、また改めて感想を書いてみたいと思います。
自分だけのオリジナルワインディングチェックを作ってみたいという方は、是非挑戦してみては?
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちら。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
それでは、楽しいFishing Lifeを!
最低限のブランク、リールシート、ガイドを揃えるだけであれば2万円で十分お釣りが来るし、市販品以上に自分の好みに特化した性能のロッドが出来上がる。
ただし、ビジュアルにこだわると話は変わってくる。
ワインディングチェックというメタルパーツを利用して装飾する事で、見た目のイメージはガラッと変わって格好良くなる。
見た目を重視する軟派な自分は、このワインディングチェックが欠かせない。
だって、見た目が納得いく出来だからこそ、ロッドへの愛着が増して、モチベーションが上がって、キャストしたり操作する楽しさが3倍増しになるんだもの。
「このロッドで釣りたい」
そこから集中力が増し、釣果にも繋がってると言っても過言ではない。
「ビジュアルなんてどうでも良い。自分好みの性能に仕上がっていれば、見た目なんてどーでもいいんだよ」
なんて言う領域にはたどり着けませぬ。
そんな自分の最新作、釣友の「baybridgeblue edition」で使用しているワインディングチェックの数は…
エンドグリップで3個、リールシートの後ろ側で3個、カーボンパイプで2個、リールシートフロント部で2個。
計10個も使っている。
ワインディングチェック1個が500円~600円だから、これだけで5,000円以上かかるんだよね。
年に1~2本程度しかビルドしないならそれでも良いと思うんだけど、たくさん作る場合はさすがに「金銭的にどうにかならんかな?」と思うはず。
メタルパーツのワインディングチェックをたくさん使うと、重量もその分増すし自己満以外には良いことが無いんですよ。
そこで、レジンクラフト繋がりでひらめいたワインディングチェックの自作。
これが上手くいけば、軽量化と節約にも繋がって一石二鳥?!
さぁ、挑戦してみよう!
UVレジン ワインディングチェックの自作
■目次
▶ワインディングチェックの型を作る▶UVレジンの着色
▶UVレジンを型に流し込む
▶UVライトを照らす
▶完成
▶UVレジンで作る自作ワインディングのメリットとデメリット
■ワインディングチェックの型を作る
まずは、作りたいワインディングチェックの型を取る作業から。0から作る技量も知識も無いので、普段使用しているワインディングチェックから型を取る。
手芸屋さんなどで販売しているシリコンタイプの型取りを利用しました。
エポキシ同様に2液タイプで、混合比は1:1。
カップを置いた状態で測りを0gにセットして、まずはA液を10g。
続いて、B液も10g入れて合計で20g。
このあと、2液をしっかりとかき混ぜる。
硬化開始するまで20分位かかるので、その間に型を取りたいワインディングチェックの準備をする。
隙間を詰めすぎないように、ワインディングチェック同士の間隔は最低でも5mm以上空けた方が良い。
ちなみに、枠はLEGOを使用。
大きさが自由に変更できるし、硬化後の枠の取り外しも楽ちんです。
ポジションが決まったら、先ほど混ぜた型取用の液を流し込む。
自分は穴の部分から流し込んで、最後に全体へ馴染ませます。
あとは硬化するのを待つだけ。
感覚的には2~3時間置いておけば大丈夫かな。
硬化したのを確認したら、枠のLEGOを外していく。
きれいに取ったらひっくり返して、型を取ったワインディングチェックを外していく。
外したら型の出来上がり。
あとはUVレジンを流し込むだけ。
▶目次にもどる
■UVレジンの着色
UVレジンをそのまま使うとエポキシ同様透明。レジンに着色するのは、カーボンロービング時に着色した時と同様にしていきます。
着色したいカラーをUVレジンに少しずつ入れて好みのカラーにしていく。
カラーを入れすぎると硬化不良の原因になるらしいので注意。
カラーを入れたらゆっくりしっかりかき混ぜる。
何でUVレジンを選んだかと言うと、エポキシみたいに時間で硬化しないから。
UVライトや日光などの紫外線に当たらないと硬化しないため、時間に追われることが無い。
▶目次にもどる
■UVレジンを型に流し込む
出来上がった型に、UVレジンを流し込んでいく。エポキシ同様に粘度は高めなので、少し流し込んでは楊枝で伸ばしていくのを繰り返して型に流していく。
気泡が入った場合は、楊枝の先端でつついて潰すか、耳掻きのような小さいスプーンで掬い出すか。
▶目次にもどる
■UVライトを照らす
UVレジンを型に流し込んだら、UVライトに当てて硬化開始!ものの5分もすれば硬化完了。
ライトに当てなければ全く硬化しないのに不思議…
硬化チェックは、楊枝などでつついてみて確認する。
取り出したあと、型の下側になる部分も念のためライトに当てて硬化促進。
厚さがあったり、色が付いていると紫外線が届きにくくなって硬化しにくいらしい。
▶目次にもどる
■完成
硬化が完了したワインディングチェックたち。厚みがあるパーツだとカチカチで全く歪まない。
▶目次にもどる
■UVレジンで作る自作ワインディングチェックのメリットとデメリット
UVレジンでワインディングチェックを作ってみて感じたのは、「簡単」。ただし、ワインディングチェックの形状や入れるカラーによっては難易度も手間も変わってくる。
作ってみて感じたメリットとデメリットは以下の通り。
【メリット】
UVレジンは紫外線に当てないと硬化しない為、硬化させるまではいくらでも手直しができる。
硬化するまでの時間がとても早い。
作ったあとに内径を広げるなどのアレンジができる。
安価でたくさんのワインディングチェックを量産できる。
自分の好きな色や模様のワインディングチェックが作れる。
【デメリット】
メタルパーツのような金属的なカラーが出せない。
気をつけないと気泡が入って見栄えが悪くなる。
初期費用(ライト、カラー)が少しかかるので、年に1~2本しかロッドを作らないなら経済的では無い。
実際に実用してみないと分からない部分も多いかもしれないので、お遊びロッドでこのワインディングチェックを使用してみて、また改めて感想を書いてみたいと思います。
自分だけのオリジナルワインディングチェックを作ってみたいという方は、是非挑戦してみては?
それでは、素敵なFishing Lifeを!
ロッドビルドに関するまとめ記事はこちら。
アジングロッドのロッドビルド記事まとめ。迷ってるなら始めてみようロッドビルド。
ABCクラフト 売り上げランキング : 209705
|
Centrex 売り上げランキング : 566
|
清原 売り上げランキング : 13
|
それでは、楽しいFishing Lifeを!
コメント
コメント一覧 (4)
進化が止まりませんね!
ビルド熱の高さがビンビン伝わります!
これからもブログ楽しみに拝見させていただきます(^O^)
はじめまして!
コメントありがとうございます。
いつもブログ拝見させていただき、勉強させてもらってますm(__)m
ビルドは止まらなくなってしまいますね…(^^;)
今後もよろしくお願いしますm(__)m
メタルパーツは結構高いですよね。
予備も含めて買おうとすると余裕で
1万円超えてしまいますよね。
で結局買ってないという^^;
重さはワインディングチェック10個分で2gの減量でした(^^;)
実際に使ってみて、強度や色の劣化具合を見てまた報告したいと思いますm(__)m